祖父が脳梗塞で倒れた。私と同じ姓をもつのは祖父だけ。私が3歳から小学4年生まで育ててくれたのも祖父。妹ばかり可愛がって、私にはいつも厳しく、濡れ布巾でぶたれたり、重い箸でぶたれたり、くすぐりの刑と私が呼んでいた息ができなくなるまでくすぐり続けられることや閉め出し…いろいろやられたけど、親となった今ではそのときの祖父がどうして私に厳しくしていたのかが、わかる。男手一人で小さな子供を二人も育てることは容易ではなかったはず。よく、頑張れたと思う。祖父が倒れて親戚の人がお見舞いに来てくれた時に、みんなが口々に祖父はすごく優しい人だった。みんなに優しかったと。。。でも、私は祖父を鬼のような人間だと認識してた。だから、みんなが優しい人だったと言った時に違和感を感じた。アレ?ってなにかが違うぞって。私には祖父が優しい人だなんて認識0%だぞって。初耳だ!と。うん、全く違う人なのかって位で、驚くと共に私は祖父の何を見ていたのかと。私たち家族は何も知らない。祖父の親がどんな人なのか、どこの人なのか。祖父が何型かどこ出身なのか。全く何も知らない。そんな家族はいないだろう。でも、今までちゃんと向き合ってあげられなかった。自分は要らない存在だと思ってたから。行って拒絶されることが怖かったから。でも、ちゃんと向き合えば良かったと、祖父が倒れた今思う。かわいそうなことしたなって。でもまだ祖父は生きている。HCUに入ってるけどまだ間に合う。仕事も休みをもらえたし、最後のチャンスだ。私のアダルトチルドレンは祖父との関係が深いんだと今、はっきりと分かった。だから、私のアダルトチルドレンとの向き合いだ。逃げないでしっかりと。私が私で居られる未来のために。