日本青年社 我々は、昭和53年8月12日(日中平和友好条約締結)、尖閣諸島魚釣島に灯台を建設して以来27年にわたる艱難辛苦を乗り越えて日本の領土主権を死守し、平成17年2月9日、灯台を政府に国家委譲した日本青年社であります。
扨、本年(9月)7日、日本の領海内である尖閣諸島海域において、領海侵犯と違法操業していた中国のトロール漁船の確認した海上保安庁代11管区の巡視船が中国のトロール漁船に停止命令を出したにも関わらず、逃走を繰り返した挙句に故意に巡視船に衝突した事件に関して、我々は、政府が毅然と態度で中国に対応してきたことを支持してきたが、この日本の対応に対して、中国が頑なに経済問題にまで踏み込むばかりでなく、国内法に依って公務執行妨害で逮捕した船長の問題に対抗するが如く、日本企業の社員4名をスパイ容疑で逮捕するなど全く持って常識では考えられないことを平然と行うなど正に中国は法も秩序もない無法国家の姿をさらけ出しながら、尖閣諸島の領有権が恰も中国にあるかのごとき既成事実を積み重ねる中国の現実と、中国が日本を恫喝する道具として経済問題を振るかざす様を捉えて如何に日本経済に損失か、ということに終始し、主権国家にとって領土とは如何に重要な要素であるかということを報道しない大多数のメデァの現実に危機感と憤りを禁じ得ず、ここに再び決起し領土問題に希薄な日本国民に主権国家において領土が如何に重要な要素を持っているかということを強く訴えるとともに日本の漁業海域を守るべく、150~200人の同志と漁民とともに沖縄県石垣市から東シナ海に出港することを決定、現在、地元の石垣島の漁港とも漁船チャーターも終え、航空会社にも200人のデポジットを済ませたところであり、現在は地元の漁協と調整をしながら出港日を決定する段階に入っていることを報告致します。
日本国総理大臣
菅 直 人 殿
平成22年9月18日
日本青年社
貴殿には、日本国総理大臣として日夜政務にご精励為されていることと拝察する。
扨、去る9月14日の民主党代表選挙において、貴殿が見事に勝利を果した後の改造内閣を、自ら「有言実行内閣」と位置づけているが、我々は貴殿が日本の指導者として政権政党・民主党が掲げる政策に必ず結果を出す覚悟で政務に取り組まれることを強く望むものである。
然しながら、去る9月7日、日本領海である尖閣諸島周辺海域で起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件は、まず中国漁船の故意による衝突事件であることはもとより、領海侵犯というわが国への主権侵害以外の何ものでもないと断じざるを得ない。
又、翌日の八日、仙谷官房長官が発表した中国への対応について、我々は些かの物足りなさを感じながらもその後の対応を期待して先ずは支持したがその期待は大きく裏切られた。その後の対応は一体何たることなのか、先ず丹羽宇一郎駐中国大使が、午前0時という真夜中に中国政府に呼びだされるなど5回にわたる不条理な抗議を受けたことに対する日本政府の対応、海上保安庁が領海侵犯をした中国漁船を拿捕し、船長を含めて15人の乗組員を石垣島に連行したにも関わらず、まるで中国政府の抗議に屈服したかのように早期釈放に踏み切るなど、政府の対中軟弱外交に多くの国民は権力闘争に明け暮れる民主党の現実を見た思いであろう。
そこで日本国総理である貴殿に申し上げる。貴殿は今や日本国の総理であり、嘗ての市民運動家ではない。総理ならば総理らしく、自らの党を国益に沿った政策で纏め上げ、私心を捨てて国家国民のための国政に取り組むべきであって断じて諸外国から失笑を買うような、国民から信頼されないような政治家であってはならないし、政局は正に衆参のネジレが当分続くことから、今後も与野党による国民不在の醜態演劇が国会で演じられることと思うが、まず貴殿は緊急にやらねばならないことがある筈だ。それは日本の最高指導者として国家国民の安全と安定の為に、沖縄漁民が安心して漁業操業をすることができる海を取り戻す為にも、直ちに自衛隊法を改正し自衛隊を沖縄県先島諸島に配置することを強く要望するものである。もし貴殿が法改正に時間を要すと言うならばその前段策として先ず先島諸島に陸上自衛隊を配備することは総理の決断で充分なのである。依って我々はこの度の中国によるわが国への主権侵害に鑑みて日本国総理である貴殿が自衛隊法改正と自衛隊の先島諸島配備を緊急に実現して我が国の国家安全保障体制を確立することをここに強く要望する。
外務大臣
前 原 誠 司 殿
平成22年9月18日
日本青年社
この度の改造内閣において外務大臣に就任された貴殿が、就任挨拶で中華人民共和国の軍事拡大と日本への領海侵犯はもとより、東沙・南沙・西沙に及ぶ東アジア諸国の脅威となっている現実を直視し、対中外交に強硬姿勢を示すと表明したことは正に正論であり、関係諸国も賛意を示すことと思うが、我々は貴殿がその信念を貫くことを大いに期待するところである。
扨、平成22年9月7日、日本領海である尖閣諸島周辺海域に領海侵犯して違法操業をしていた中国のトロール漁船を確認した海上保安庁の巡視船が違法漁船を追尾しながら停止命令を出したにも関わらず、漁船は逃亡を続けた挙句、故意に巡視船に衝突させた海洋事件は、明らかに我が国に対する主権侵害の何ものでもなく断じて許すことはできない。又、海上保安庁は然るべき任務を全うし、国際常識に則った毅然とした態度で違法漁船を拿捕し、逮捕した中国漁船船長を含む乗組員15名と共に、石垣市の海上保安庁第11管区まで連行するに至った。然るに我が国政府は、事件発生当日、まるで中国政府の不条理な抗議を恐れるが如くその対応に苦慮し、翌日仙谷官房長官が、まことしやかに中国漁船船長に国内法を適用して公務執行妨害で逮捕した、と鼻高々に発表したが、良識ある国民は、このような官房長官談話を聞いてあきれ返ったのが本音であろう。
又、中国漁船の乗組員が海上保安庁第11管区において取調べを受けている最中、中国政府は丹羽宇一郎駐中国大使に対して5回にわたる抗議を行ない、その抗議は夜中の0時というのもあったという。更には、海上保安庁第11管区で取調べを受けていた14名の乗組員は、9月13日に釈放され中国政府のチャーター機で帰国させたばかりでなく、本来ならば事件解決まで置いておくべき証拠品の漁船までをも中国政府が派遣した運行要員によって中国に向けて出港させたのである。仄聞に依れば事件担当の監督官庁が逮捕した中国人犯罪者を早く帰せと圧力をかけたのは外務省のようだが、それが事実なら正に中国におもねる外務省らしく我々は至極当然だと言わざるを得ない。
何故ならば、我々が昭和53年に尖閣諸島魚釣島に灯台を建設して以来、灯台を国家委譲した平成17年までの長きにわたる艱難辛苦を乗り越えて2名の犠牲者を出しながら、我が国の領土主権を守り続けた活動も、その間に幾度となく海上保安庁第11管区に提出した灯台の許認可申請に対して、中国の恫喝を恐れる外務省が海上保安庁に圧力をかけ、時期尚早という曖昧な理由で許認可を認めなかった事実があるからだ。この事実については、元運輸大臣である石原慎太郎東京都知事が各地各所での講演やテレビで公言しているので貴殿もご存知であろう。又、中国では天津市の日本人学校をはじめとする日本の施設数十ヶ所に卑劣なイヤガラセが続いているが、外務大臣たる貴殿はこの問題を如何様に認識し、如何様に対処するおつもりなのかについて国民に堂々と説明するのが当然と言うものだろう。本来ならば国家国民の安全を守るために如何なる国との交渉も毅然とした態度で臨み、常に国益を追求しなければならない外務省が、他国に国を売るような行為をすることは誠にもって言語道断である。最後とするが貴殿は国民に期待される強い信念を持った外務大臣として、これからの外務省は、常に日本国に軸足を置き、嘗て世界から羨ましがられた日本人の誇りと尊厳の下に的確な対中外交に取り組むよう厳しく指導するとともに貴殿ご自信も毅然とした態度で外交交渉に取り組まれることをここに強く要望する。