おばあちゃんが91歳のころでしょうか、
遠くを見つめて
わたしにこんな話しをしてくれました。

「Kobito ちゃん、
おばあちゃんくらいの年になるとね、
世の中がようく見えてくるんだよ。」

あのころのわたしには
おばあちゃんの言っていることが
よくわかりませんでした。

けれど、去年の夏にタイのアユタヤで
ゾウに乗ったとき
世界がとても広くみえて
すごく安心して空を眺められて
おばあちゃんの見た世界を感じた気に
なりました。

世界の見方が幸せな見方に変わりました。

もともとゾウがすきだったけど
これがきっかけで
もっとすきになって
今はいろんなゾウの本を読んでいるのです。


1968年製のこの本は
当時280円で、しかしとても美しい装丁。
ありがたくも、安価で古本屋で買いました。

ゾウだけでなく、
たくさんの動物が出てきます。

アニタヒューエットさんのユーモアが
たまらなく愛しいえほんです。

大日本図書の
子ども図書館のシリーズにも
興味がわきました。

わたしは
古い本が愛しくてたまらなくて。
これからもそんな本の話しを書いてみます。