私の両親にお世話になりながら、今月の1日にめでたく息子が高校を卒業することが出来ました。両親と弟夫婦にとても感謝しています。

 

卒業式の後ヨロンマラソンに参加すべくもう三日滞在しました。その折昔からうちの自動車整備工場で勤めてくれた徹文にいさんの引退を聞かされました。数人で車を押そうとした時に両肩を脱臼してしまい整復はしたものの、今でも腕が挙がらないらしく仕事を続けていく事が出来なくなってしまったそうです。「兄ちゃん明日、一度診てもらえるかな!?」弟に言われ了承しました。

弟に頼まれた事なのに次の日の朝、親父が「何時ごろなら良いの!?」と聞いてきます。積極的だな~と思いながら14時に来てもらうよう伝えたら、即連絡を入れていました。

 

左腕が水平以上挙がらず、降ろす時に激痛が走り力が入らないとの事。

右腕はまだ万全ではないが、痛みは無いとの事でした。

 

話を聞いてある程度は想像していましたが、診察すると案の定まだ少し関節が亜脱臼していました。

整復すると左腕が嘘のように挙がります。肩周りを入念にマッサージして終わる頃に親父が現れ観ていました。徹文兄さんがニコニコしながら「いや~気持ちよかった。ホント楽だよ!」と言いながら真っ直ぐ両腕を挙上させて見せてくれました。そのときの親父の表情は見てはいません。

 

その夜ふたりで酒を呑みながら話してた時に「仕事中のケガだからみったん(すごく)気になってたチョ。ホント申し訳なくてね~!よかった。」と言っていました。私も息子のこと、仕事のことなどその夜は珍しく12時前まで話し込みました。

 

息子は3月27日に東京に戻ってきます。

何の心残りも無くなったのか!?3月17日に小脳出血で死去いたしました。出棺のとき徹文兄さんが棺に抱き付き「英吉ヤカ。本当にありがと~!!」それを観た時に悲しくて、うれしくて涙が溢れました。

あの腕が挙がらなかったらまだ生きてたかな~なんて変なことも考えますが、最期「我が人生に悔いなし。」を口ずさんで寝床に入っていった尊敬する親父です。