一度行きたかった山鹿温泉
夏のお盆時期には灯籠祭りが催されますが、なかなか行けません。
冬は2月の毎週金土に灯籠浪漫と称して、灯りのオブジェが開催されます。
先日念願叶いました!
 
福岡から新幹線で、新玉名駅まで行き、ローカルバスに約一時間山道を揺られて行きます。
 
山鹿は、名湯の宿場町として栄えた豊前街道があります。懐かしさを感じるのどかな佇まいの町です。

  

豊前街道沿いに
山鹿三大スポットの
芝居小屋八千代座、
山鹿温泉のさくら湯、
山鹿灯籠民藝館があります。
 
昼間のさくら湯
江戸期の建築様式の木造の市民温泉
石鹸やシャンプーは置いてないので、持参しないと行けませんが、ただ湯に入るだけでも、と〜っても気持ちがいい!
泊まったホテルもよかったけど、味わいが違う〜


夜のさくら湯
朝は早朝から夜は確か24時まで開いていたと思います
 
 
山鹿灯籠民藝館、レトロです。



天井もステキ!龍が描かれてます。

この灯籠は、な、なんと和紙と糊だけで作成しているものだったのです!
 
頭に載せるこの灯籠を、
私はずっと金属でできているものとばかり思っていました。

一緒に行った友人もそう思っていたので、
ちょっとがっかりした~と言うのですが、

私は灯籠祭りを踊る女の子達は、あんな金属の重いものを頭に載せて踊るので、
首や肩が凝ったり、かなりしんどいに違いないと心配?していたので、
和紙と知って、何故か真剣に「よかった〜」っと安堵したのであります。
 
 


山鹿灯籠は古い歴史をもつ伝統工芸品なんだと知りましたよ。

和紙と糊だけで日本の有名なお寺や神社などを作って展示されています。
細やかな匠の技です、それは素晴らしい~
これは阿蘇神社
 

 
豊前街道は、灯りがともされ、幻想的です。

 




 
 







 
 
八千代座に近づくと
灯りも一層艶やかさを増してきます
 
 
 
 
 


ちなみにこちらは、昼間の八千代座  
国指定重要文化財です。
明治43年に山鹿の地元の旦那衆がお金を出しあって建てた芝居小屋。
 
 
夜の八千代座内
とても風情があります、とくにこの天井は圧巻ですよ
灯籠浪漫祭り中は、夜に太鼓や灯籠踊りが行われます
 


 勢いのある太鼓
 

優雅な灯籠踊り
頭は軽いんだね〜〜軽いのも、踊りながらだから、倒れそうとか揺れたりと、
なかなか難しいだろうなあ〜
 
 
米米惣門ツアーに参加、
酒蔵、味噌蔵、麹屋、光専寺、せんべい工房などをぶらぶら。
試飲に試食、せんべい工房では実際にせんべいを焼く体験など、歴史ある山鹿のお話を聞きながら、ゆっくりと町歩きを楽しみましたよ。


 
せんべい工房の元気な明るいおじさんに、
「夏の灯籠踊りは有名ですが、
冬の山鹿灯籠浪漫祭りは、福岡などでは知らない人も多いから、もっと宣伝して観光客を増やしたらいいのに〜」と云ったら、
「いや~、ご縁のある人だけが来てくれたらいいのさあ~」と軽やかに笑って仰った。

変わらぬ山鹿を愛する思いのつまった言葉だな〜っと、印象に残りました。
 

昭和の面影が町のあちらこちらにあります


 タイムスリップしたような、ゆったりと時間が流れる山鹿でした。とてもいいところです。