元々はPS3とXbox360で発売される筈だった板垣伴信氏の遺作「デビルズサード」


インパクトがあり過ぎるパッケージ。


パブリッシャーだったTHQが倒産する事により権利がヴァルハラへ戻り、任天堂に板垣氏がプレゼンして当時の任天堂の岩田社長と合意してWiiUで発売される事になった本作。

この点においては生前板垣さんがよくインタビューで任天堂に感謝を述べていたのをよく覚えています。発売されるのと発売されないとでは雲泥の差ですからね、板垣さんのファンとしても紆余曲折あったけど発売してくれて感謝。


このデビルズサードではNINJA GAIDENとDOAで培った経験を全て詰め込んだ集大成と語る板垣さん。ジャンルははじめて作るシューターだけど、当時出ているFPSやTPSみたいなのを作るのには興味がなく新しい形のシューターゲームとして作られたデビルズサード。

ソロ専用モードとオンラインモード、2本のゲームを作るつもりで制作に取り組んだ意欲作デビルズサード。


少しはオンラインもプレイはしましたが、主人公アイヴァン・ザ・テリブルがかつての仲間達を相手に死闘を繰り広げるソロ専用モードに惹かれて発売を首を長くして待ってたからメインはソロモード。

タイトルが発表されてから実に7年越しの発売でしたからね、当時はWiiUでの発売発表に驚いたのも鮮明に覚えています。グラフィックに拘る板垣さんだから任天堂のゲーム機とは無縁の存在だと勝手に決めつけてました。思い返せばDSにNINJA GAIDENをタッチペン操作メインで出してました。

WiiUでここまで出来るんだと目標を掲げて作り込んでくれたのがデビルズサード。


本作はアクションシューターなんだけど主人公のアイヴァンは最後の忍者という設定で武器なら刀から銃火器までなんでも使いこなせるダークヒーロー。


近接武器から銃に切り替えて戦う事になるんですが、その動作が非常にスムーズで敵と戦う事自体が楽しい。

特筆すべきは体力バーは無くて既存のFPSゲームみたいにダメージを喰らうと時間経過と共に回復するシステムを導入してくれたからカバーアクションが生きる事。ここが普通のアクションゲームとは一味違うなと個人的に好きな所。


久しぶりにプレイしたくてWiiUを引っ張り出して遊んでるけど面白い。

ダウンロード販売は2023年に終了していてプレイするにはディスク版しか今現在は方法がないけどAmazonとか見るとプレミアム化してて値段が高騰。売らないで大事に持ってて良かった。


当時販売方法がAmazon専売だったのもあって、あまり出回ってないのもその要因のひとつなんだろうな…


タイトル画面


ストーリー

時は20XX年、スクール・オブ・デモクラシー(SOD)と名乗るソビエト系特殊部隊の残党が衛星の自爆コードを実行してケスラーシンドロームを引き起こす。

これにより発生した電磁パルスにより世界中のコンピューターやそれを利用したレーダー、兵器は使用不可能となってしまう。そんな中アメリカ政府は、元SODの兵士であり、現在は囚人として服役しているアイヴァン・ザ・テリブルを切り札として戦場に投入する事を決める。

彼はかつて、組織のやり方に疑問を持って脱走し、アメリカ軍に投降した過去がある事からSODからは裏切り者とされていた。 

アイヴァンは自ら兵士に仕立て上げた「C4」ことアナスタシア、SOD時代に恋仲だったジェーン・ドゥなど、敵となるかつての仲間に複雑な想いを抱きながら、壮絶な死闘に身を投じる。

主人公のアイヴァン・ザ・テリブル(43歳)


放っておくと煙草は吸うしお酒は飲むし、ハゲでグラサンで身体には梵字だらけだし…よく任天堂のゲーム機で出せたな。ゲームやった事ある人達からの愛称はハゲドラム。

でもこの売る気があるのか無いのか作りたいキャラで作り込む所が流石としか言いようがない。

しかも他のキャラより明らかに力が入っているアイヴァンのグラフィックが個人的には気に入ってます。

DOAを生み出した板垣さんなら魅力的な女性キャラを主人公にする事もできた筈なのに、あえてのハゲグラサン。NINJA GAIDENのリュウ・ハヤブサは見たまんま忍者だからある程度の縛りがあっただろうけどこのアイヴァンは見た目からしてなんでもありなキャラだから自由度は段違い。

煙草を吸うなんてリュウ・ハヤブサからは考えられない。


氏が手掛けたNINJA GAIDEN2は何年経っても最高のアクションゲームと称されてるけど、このデビルズサードはあまり良い評判は聞かないけど個人的には好きなゲームのひとつです。


惜しむらくはもう二度と板垣さんの作る新しいゲームが遊べない事ですね…

遺作となったこのデビルズサード楽しく遊ばせてもらってます。