私に焼却炉前で告白をした
佐川くん事、マルコメくん
野球部、副部長、五厘頭だ
味噌で有名なマルコメ君に似ていたのだ
告白された次の日
私は初めての告白に少し胸を打たれ
(告白の内容は覚えていなかった)
好きと思った事は無かったが、
生まれて初めて告白された!
という感動の方が勝った為
放課後の教室に彼を呼び
告白はOKだと伝えた
彼は喜んでいたと思う
そんな私は彼に、じゃまた明日と離れた
そう、私はアッサリしていたのだ
何故なら付き合うとは何かを
分かっていなかった
14歳の田舎者なワタシ
周りにカップルはいた
だが、少し不良チックな人ばかりだ
彼らとはあまり接点がない為
付き合う内容が分かっていなかった
少女漫画は読んでいた
でもあれは2次元だ
リアルな私の心にはピンときていなかった
さらに少女漫画に出てくる
スラットしたイケメンではない
マルコメくんだ
そして私の初恋はドラゴンボールの孫悟空
スーパーサイヤ人バージョンだ
決して、マルコメくんではない
その日は木曜日だった
ただ、告白の返事をした!
という達成感を持った私は
充実した気分だった
周りの友達が
「彼氏うらやましい〜」
と茶化して言っていた
(え?マルコメくんだよ?)
私はそう思っていた
次の日の金曜日
教室に入ると、顔が赤いマルコメくんがいた
周りには同じ野球部の男の子が
ニヤニヤした顔で見てきた
どうやら周りに話したらしい
私とマルコメくんは席が前後だった
私が前でマルコメくんが後ろ
そうだ
私が前でマルコメくんが後ろ
(視線を感じる)
授業が始まってすぐ思った
当たり前だった
マルコメくんは数十センチしか
離れていない
私の後ろの席だから
黒板を見るには
私の後頭部も見なければならない
でも私の脳裏には
モジモジしたマルコメくんと
ニヤニヤした野球部員が浮かんだ
(なんかイヤだ。。。)
そんな事を考えながらも
お昼の時間になり
私が廊下を歩いていたその時
マルコメくんが一緒に帰ろうと言って来た
私はすぐに
「イヤだ」と答えた
本音だろう。オブラートにも包まなかった
何故なら帰りはいつも親友と帰っていた
マルコメくんと帰るのは
選択肢に無かった
私は付き合うという事が
本当に何か分かっていなかった
告白をOKしておいて
すごくタチが悪い中2だ
それでも彼は
「じゃ、また月曜日」
と言って去っていった
午後の授業の間も
終始、視線を感じると
自意識過剰のスパイラルに陥った
家に帰り、土日休みに入った
また月曜日に一緒に帰ろうと
言われるんだろうなと思って過ごした
そして月曜日
またニヤニヤした野球部員と
モジモジしたマルコメくん
授業が頭に入らなかった
放課後になり
一緒に帰ろうと言ってきた
マルコメくんに対して
「ごめん、別れよう」
私はそう言ったのだ
なんて残酷な中2なんだ
今なら自分のした事が分かるよ
心からごめんよ、マルコメくん
そこから先はあまり覚えてない
こうして初彼は4日で終わった
(土日は会ってないし、連絡もしてない)
だが、その後も人生で2度マルコメくんは
私の事を好きだと言ってくれた
(だが、その間にマルコメくんは
2人の女の子と付き合ったらしい)
私が彼を好きになる事は
生涯なかった
たぶん今後も無いだろう
もうマルコメくんじゃないんだけどね