ヘタレ勇者王キョンガイガー
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第七話後編

シューティングスター地下で目覚めたキョンは暴走モードに突入していた。
「!!」
跳ね起き、痛みに耐えつつもシューティングスターを飛び出す。

「あ、キョンさん!寝てないと駄目ですよ!」

基本は応える筈の詩音の呼び掛けを無視し、店に入るトリエ戦闘員をアンビデクストソードで八つ裂きにする。

「うわぁ!」

悲鳴と血を流しながら倒れていく戦闘員。続けざまにキョンはトリエのバイソン型戦闘員に視線を浴びせると、たちまちバイソン型戦闘員は目から血を流しながら倒れていった。

「ぐぅぅぅぅぁ!」

キョンのウォーリア形態の鎧が砕け落ちキョンはネメシスに変化していく。

「グォォォォォっ!」

ネメシスはトリエ戦闘員の首を掴み、触手で頭を貫く。先程倒したバイソン型戦闘員をがぶりと食うと雄叫びを上げどこかに行ってしまった。

第七話前編

「エクスターミネート・ディバイダァァァァァァっ!アシリアァァァァァァっ!光に散れェェェェェェェっ!」

キョンの耳をつんざく絶叫と共に白く輝くアンビデクスト・ディバイダーがアシリアのシールドを破壊しアシリアの腕を切り落とす。

「くっ、私のシールドを破壊しただと?たいした男だ、君は!だが次戦うときは、君の命と野原さんと君の実の妹は必ず頂く。」

アシリアは逃げ去るように撤退する。

「待ちやがれ!」

キョンはアンビデクストソードを振るが、その場に崩れ落ちる。

「京一さん!」

その場に愛菜が現れ、キョンを介抱する。

「キョンくん!?何でそこに倒れてるの!?」

ルイとトモが現れ、愛菜の手伝う。

「あらあら…勇者くんもいろいろ苦労してるわね…」
「勇者くんって、トモ…でも皆を守って戦うって事は並大抵の勇気じゃ、出来ないよ…キョンくんは、改めてすごいよ…」

「そうね…獅子の魂を持ってる男だからね。」

「シューティングスターに運びましょう!」

愛菜がキョンをメイド喫茶に運び、キョンを地下に寝かす。

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キョンの携帯に着信が入り、慌てて店を飛び出る。そこにはキョン達の物理の先生であり、トリエのデスファントムのアシリアが居た。

「アシリア先生!何で街を襲ってんですか!?あなたは…」

「キョン君…これもトリエの為なのだよ。」

「あなたはっ!あなたが詩ぃちゃん達を!?」

「そうだ。」

「先生、いや、アシリア!あなたは俺が倒すっ!退いてくださいっ!」

「退くのは君さ、キョン君。君は人間が何をしたか知っているかね?」

「そんなのは、あなたの理屈です!」

「あなただけは!許さないっ!」

「許すも許さないもないだろう…」

キョンはエクスカリバーを構え、アシリアに突貫する。
「あなたは、俺が…裁く!」

キョンの突貫をシールドを使い防ぐ。

「ふっ。この私にシールドを使わせたことは称賛に値する。次は私から行くぞ。ルシフェル・フェザーの威力を思い知るがいい!あーはっはっはっ!」

「!?何か、来る!」

ルシフェルフェザーがキョンの回りに纏わり付き、光を放つ。キョンは光を避けたりシールドで防ごうとするもまともに受ける。

「ぐああああっ!」
その場にへたりこむキョン。表情はまともに喰らったのかきつそうな顔である。何を思ったか、陽芽の携帯に電話を掛ける。
「陽ぃ、か…?」

「岩城君!?どうしたの!辛い声色で」

「詩ぃ、ちゃんを、連れて…逃げ、ろ…」

「でも、何で!」

「アシリア、先生、は、トリエに、居る…しかも、強い…ぜ…はや、く、にげ…」

「分かった。野原さん連れて逃げるわ!岩城君は?」
「来るん、じゃ、ね…俺は…先生を…足止め、する。」
電話を切り、エクスキャリバーを構え、よたよたしながらも態勢を立て直す。

「おやおや、その身体で何をするつもりかな?」

「あなたに…あなたに、一撃を喰らわせるんです!詩ぃちゃんと陽ぃと愛菜は、やらせないっ!ディバイダー・コネクトぉぉ!」

ふらふらしながらもエクスキャリバーとゴルンノヴァを連結させアンビデクストラ・ディバイダーを完成させる。
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