算命学とは
■算命学とは宇宙と自然界の法則によって人間を知ろうとした、古代中国の占星術であり、人間学です。古代の人は、自然界の空間を木、火、土、金、水の5つの質に分類し、さらにそれを陰と陽で10種類に分けました。甲(こう) 乙(おつ) 丙(へい) 丁(てい) 戊(ぼ) 己(き) 庚(こう) 辛(しん) 壬(じん) 癸(き) 十干(じゅっかん)です。また木星の動きから、時間を12に分けてそれを十二支に当てはめました。子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う) 辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ) 申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い) 十二支(じゅうにし)ですこの時間と空間を組み合わせたものが、干支暦と呼ばれるもので、10干×12支は120になりますが、陽どうし、陰どうしの組み合わせとなるので60の干支になります。2022年は寅年ですが上の干が壬(みずのえ)で壬寅年となり、同じ干支が廻るのは60年に一度だけです。 皆さん還暦のお祝いをしますね。この干支暦が年は60年、月は60カ月 日は60日ごとに巡り、年、月、日と3つの干支(生年月日)から宿命をだし、それをもとに運勢をみていきます。宿命とは・・・(宿る命)生まれた環境、親、兄弟、男女の区別など生まれた時に決まっているもので、自らの意思で選ぶことができないものです。運命とは・・・(運ぶ命)進学、就職、結婚など生きていく行程で自らが選択できるものをいいます。同じ生年月日でも、環境や選びとる事柄によって運命は変わっていきます。植物にたとえれば、宿命は種であり、運命は枝や葉の部分といえるでしょう。そして、運命は自らの意思や努力と選択しだいで、好転させていくことができるものです。生まれ持った宿命(本質)は変えられないので、自分の本質にあった環境や、人生の選択をすることで、自己のエネルギーを最大限に活かしきることができ、幸せにつながります。算命学で自分の本質を知り、生き方のヒントに役立てて頂けたら大変嬉しく思います。