「君と翔ける 競馬学校騎手課程」
(蓮見恭子著 祥伝社文庫)
今回のお話の舞台は「競馬学校」。
JRAの騎手や厩務員を育成する場所です。
本書は久し振りに
「小説を定価で」
という条件で買いました。
僕は競馬学校を受験しようかと思ったこともあり、非常に興味深さを感じたからです。
ここのシステムは大雑把な形こそ知っているものの、入ったことがないので内情はよくわからないというのが本音。
そういったこともあり、フィクションではあるものの、好奇心が勝り読んでみました、
物語は
競馬学校受験時~1年生の1月まで
のお話でした。
そして主人公を含めた同期は5人。
それぞれが個性派で、特徴が見事に出ていました。
5人は競馬学校に入学するものの、そこの厳しさに悪戦苦闘。
様々な問題を抱え、進んでいきます。
確かに同学年は高校1年生ですから、その時期は心身ともに複雑になります。
そしてハードな訓練に加え、様々な我慢なども強いられ、大変さが伝わってきました。
物語としては「1年生の1月」で終わってしまうので、結末は曖昧です。
ひょっとしたら同期はその後、全員やめてしまう可能性もあります。
そのあたりは読者それぞれの想像になりますが、それまでの過程のお話には興味を見事にそそられました。
競馬学校、改めて大変さが伝わってきました。
体重管理の大変さは知っていましたが、物語を読んで改めて大変だと感じました。
やはり背の高い生徒は苦しんでいるようで、それは読んでいる僕としても同じように伝わってきました。
かといって食べないと、体力が落ち、訓練について行けません。
そのために無念な気持ちで退学…
という生徒もたくさんいたようです。
そこで3年間訓練するわけですから、卒業生は全員が優秀なはず。
ですが現在の騎手の世界は、本当にハードです。
現在の競馬界は
即戦力ばかりを求め、若手騎手の育成を怠っている
という雰囲気を感じています。
現実にあまり成績を残せない騎手はすぐに依頼が減り、最初はよくても少しでも成績が落ちるとやはり負のスパイラル陥る。
このことは本書にも書かれているのですが、本当に何とかならないのか?
という気持ちになりました。
本書は競馬界のことをあまり知らない方向けに書かれている感じがあり、安心して読むことができます。
競馬界は一般社会とは違う特殊な世界であり、そこに興味を持てた方はぜひ。
そして今回にて
「フリスビーの読書感想」
は終了します。
今回で読書感想は253回。
他の話を加えるとかなりの回数になります。
ここまで続けられたのは、読者の皆様のおかげです。
改めてお礼申し上げます。
アメブロは終了しますが、下記でのブログは続けます。
ですので今後はそちらを読んで頂けたら幸いです。
ここまで長い間、ありがとうございました。
今後はコチラから![]()
![]()
![]()


