2011.04.20発売
ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー
初の全国流通盤アルバム
『360°』
「honey」「遠星」含む全14曲入り
¥2100(tax in)
品番:MMC-JC0420
レーベル名:Mustache Records


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彼の紡ぎだす珠曲の数々はまるでらせん階段を一瞬で駆け上る新風のようだ。
ゆうま待望のフル・アルバム「360°」
それはJ-POPシーンに黎明期到来を予感させる…そんな気がしてならない。

by 松岡英之(インタビュアー)


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー



ーアルバムの聴き所ー


インタビュアー(以下イ):本当に凄いアルバムが出来たと思うんだけども、リスナーに向けたアルバムの聴き所、ここは特に僕は力入れたんだ、とかあれば…。

ゆうま(以下ゆ):もちろん1曲目~14曲目まで全てに愛を注ぎましたし、全力で歌いましたし、全曲が聴き所ではあるのですが。ソロになる前、バンドをやっていて…それが解散して、3年前に独りになっちゃったっていう状況で、最初に生まれた曲が『遠星』という曲なんですよ。なので、この曲は生涯大切にする曲であり、一番歌いたい曲なのかな、と。

イ:遠星はクリックから始まるは、わざと入れてるの?

ゆ:あれはわざとですね。僕がプロデューサーさんにアイデアを出したんです。

イ:オシャレな事をやるよね。

ゆ:プリプロの時点で、クリックを聞きながらギターを弾くじゃないですか?で、それを家に帰って音源を聴いていたら、あまりに良くて(笑)クリックから始まってイントロが鳴るのが痺れました。

イ:なんかわかる気がする。

ゆ:まぁでも…遠星を始めとして、後半の3曲、遠星、青信号、変わらない心で変わり続ける、っていうのは、割と360°を意識して、後ろにもってきていて。遠星に関しては地球が丸いじゃないですか。青信号は信号が丸くて、「どうか心も丸くあって欲しい」という気持ちで、変わらない心で変わり続けるを最後にと持ってきたという、裏のメタファーがあるんですよ。

イ:前半から中盤にかけてはラブソングが中心じゃない。でも、だんだん中盤から後半にかけては、ゆうま君の奥深い所というか、ゆうま君の哲学的な世界観って、後半に実は隠れてるんじゃないか、と思うのだけど。

ゆ:本当にその通りです。曲が上がって、曲順をどうしようかって時に、なんとなく青信号とか、遠星は後半に入れたいなって思っていたんですよ。当初、青信号で終わる予定でいたんです。でもどこかで、青信号の後にもう1曲くらいあっても良いな~とも思っていて、変わらない心で変わり続けるを僕が弾き語ったんです。そしたら、プロデューサーさんが「これは絶対エンディングの曲」っと言ってくださり最後の曲になりました。よくよく考えたら、『変わらない心で変わり続ける』というものが僕の座右の銘なんですよ。やっぱりそういう物が最後であって欲しいですし、360°というタイトルにした裏のメッセージは、最後の曲だったりもするので、真面目な事を言いますけど…生まれた時は喚くことしかできなかったじゃないですか。でも、大人になるにつれて、嘘がうまくなったりとか。丸裸だったんです。

イ:うんうん。その変わらないっていうのが一番最後で。そういった意味では、ラブソングからゆうま君独特の世界を表現して、後半また違う世界観を出すような楽曲にシフトしていく狙いっていうのは、素晴らしいよ。

ゆ:そうですね。結果的にすべて上手くいったっていうアルバムですね。ただ、割と悩んだのが2曲目の右手にサヨナラの位置をどうするかぐらいで、今だけお願いとyour heartはくっつけたかったですし、ダイヤモンドと遠星も何となく、くっつけたいってのがあったので、割とパズルのように行くべき所に行ったな、という感じですね。

イ:無駄に変な事を考えないで、自然体で行ったっていうのが、逆にゆうま君らしさを素直にこの360°に反映できたのかもしれないね。それがやっぱり才能なんだと思う。

ゆ:いえいえそんな。


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー


ー初のワンマンライブ決定ー

イ:それでね、なんと9月18日日曜、渋谷La.mama。人生初のワンマンライブ。ワンマンライブっていうと…結構お客さんを集めたりしないといけないし、すごく大変じゃない。意気込みみたいなのを聞かせて頂きたいんだけども。

ゆ:冒頭のインタビューでも言いましたけども、中学生時代から、数々の有名なアーティストさん達がLa.mamaでライブをやってたのを知ってたので、すごい憧れの場所だったんですよ。自分もいつかワンマンなんてできたらすごい良いな、と思ってたら、いつのまにかそんな立場に居て、何というか…凄い感慨深いですね。絶対に成功させなきゃいけないですし、ライブをやる頃には23歳なので、自分の23年間の全てを見せていきたいな、と。

イ:La.mamaで日曜日だもんね。

ゆ:次の日も休みですからね!祝日で3連休なんです。だから、もう是非とも。絶対後悔させません。

イ:自分だけじゃなくて、友達、お父さんお母さん、兄弟、おじいちゃんおばあちゃんも連れて全員で!

ゆ:ほんとに全員で来て欲しいです(笑)それぐらい人生かけて。

イ:これは是非とも楽しみにしていきたいですけども、この9月18日、渋谷La.mama、人生初のワンマンライブもそうなんだけども、今後、アーティストゆうまとしての目標なんてあるのかな?

ゆ:これがねぇ~あるんですよ。23歳の時に人生初ワンマンをやるっていうのはかなり前からありまして、今後、Zepp TokyoとかC.C.レモンでワンマンやりたいですし、それを成功できたらもっと大きなホールとかアリーナでやりたいんですけども、アリーナや武道館なりで一本やる事よりも、全国のアリーナツアーに回ることが大きな夢ですね。メジャーデビューでも、ミリオンセールでも、歌番組に出ることでもないんです。もちろん今挙げたものは1つ1つ夢ですが、大きな目標はね…アリーナですよ。

イ:一発だけで終わらないで、ツアーでどんどん回っていけるような、息の長いアーティストになりたい、と。

ゆ:全国の人に聞いて頂いて、各箇所大きな箇所で、ライブをして成功できたら、一つホッとしたいな、と。それまでは満足しないです。

イ:なるほど、今の目標としてはまずそこ。その前にLa.mamaでのワンマンライブ。

ゆ:その最初のドアがワンマンライブですね。頑張ります。でもね、もちろんワンマンをやるって事は想像している以上に困難だと思うんです。30分でも45分でもないですし、ワンマンライブなんですから。演出面も1秒も無駄にしたくないので、かなり凝っていきたいと思ってます。…うわ(笑)ちょい緊張してきた(笑)
でも…確実に今までで一番楽しみなライブですね。ワンマンだもんな~

イ:楽しみにしているね。ありがとうございました。


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ゆうまオフィシャルサイトへ

※「アルバム全曲解説」は、
2011年9月18日(日曜)渋谷la.mamaで行われる、
『ゆうま初ワンマンライブ!!』の前売りチケットご購入の方に、ノーカットCDにしてプレゼント致します。


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初の全国流通盤アルバム
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彼の紡ぎだす珠曲の数々はまるでらせん階段を一瞬で駆け上る新風のようだ。
ゆうま待望のフル・アルバム「360°」
それはJ-POPシーンに黎明期到来を予感させる…そんな気がしてならない。

by 松岡英之(インタビュアー)


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー



ーレコーディングについてー


ゆうま(以下、ゆ):アルバムタイトル『360°』という意味は、そういった自分の裏側の部分とか今まで見せなかった部分も見せたいなっと想い…ホクロを1曲目にしました。あとジャケットとかもソファとか手帳・携帯・コップとかね。歌詞カードを見ていただくとわかると思いますが、メガネ姿とかダンベルで鍛えているシーンだったりね(笑)ジャケットも『360°』にこだわりました。

インタビュアー(以下イ):等身大で、自分の裏も表も全部360°…じゃあ逆に言うとそのアルバム360°を聞けば、ゆうま君の全てが分かると言ってもいいのかな?

ゆ:本当にそうですね。ネガティブな要素も沢山アルバムに入ってますし、自分の座右の銘…そんな事を歌った曲もありますし。「ゆうま」という、この活動を3年してきましたけど、全てが詰まった…

イ:集約された、それが360°と。必見ならぬ必聴だね(笑)

ゆ:そうですね(笑)

イ:でも、それを言い切れるだけの物だよね。すごい明るい曲なんていうのは、もの凄くメジャー感のある曲だけど、逆にメジャーセブンスっぽい憂いがあるようなメロディーとかも、それもゆうま君だと。ちょっと悲しい部分とか、そういう部分までちゃんと表現されてるもんね。そこが飽きないんだろうね、きっと。

ゆ:ありがとうございます。無意識ですが、きっと勝手に脳裏で判断しているのかも知れません。実質マイナーコードで構成された楽曲は「ダイヤモンド」だけです。あとはメジャーなんですよ。ただダイヤモンドもかなり無意識でAmになっていたんです。

イ:なるほどー。でも、どうだった?レコーディングは苦労した?

ゆ:レコーディングは去年の10月から話が始まり、じゃあどういう形態で録っていこうか、プロデューサーは誰に頼もうか、という事から始まったんです。11月ぐらいから本格的に始まったんですけど、これだけ曲数を録るレコーディングは人生で初めてだし、ちゃんとプロデューサーさんが上に立って、色々な大人の方々に囲まれながら、作ったのも初めてだったので、日程の進行とか、決められた日で結果を出さなきゃいけなかったりとか、そういうのがですね、本当に奇跡的に全て上手くいったんですよ。

イ:じゃあもう、出るべくして出ちゃったんだ!

ゆ:そうですね。2月に歌録りしたんですけど、さすがに2月というコンディション崩しやすい時期じゃないですか。そういう時期に歌録りすることになったので、僕の要望としてはとりあえず、10日くらい抑えていただけたらって言ってたんです。そしたらね(笑)いやいや、とりあえず5日間でどれだけ録れるか見て、もしだめならもうちょっと増やしていこうという話だったんですけど、多分それって5日間で結果だせよという事だと思って(笑)本当にその歌入れ日に向けてコンディションを上げていくというか…。歌入れ初日の1週間前なんかは「まだ悪くていい。まだ悪くてもいい。来週の今日、本調子で出せればいい」という想いで過ごしていたんです。本当にその歌入れの日に100%のコンディションになっていて、しかも歌入れも順調にいって、全て日程が上手くいったんです。ただただ奇跡です。

イ:乗り越えたんだね。でも本当に、その天命に沿って生きていくと、必要な人に出会えるし、すごく計画通りに行ったりするんだって。だからこれは天命に沿ってできた360°と言っても過言ではないと!

ゆ:そうですね、過言ではないですね。

イ:素晴らしい。レコーディングで挫折した所とか、本当はここコーラス入れたかったんですよ、とかそういうのは無かったの?全部完璧にいっちゃったの?

ゆ:いや、もう本当に驚くほど全て理想通りというか、むしろ自分が想像していたよりも3倍ぐらいよく…

イ:三倍も!?

ゆ:マジです(笑)それはもうエグゼクティブプロデューサーの三田さんだったり、サウンドプロデューサーの橋口さん。他にも沢山…そういった方々のお陰でやっと完成しました。「ゆうま」の作品ではありますが、僕一人の力じゃないですし、本当に感動しましたね。

イ:やっぱりそうだよね。アルバムを作るって、今こそCDとかは簡単に作れる時代になったけど、レーベルが絡んで、プロデューサーを立てて、スタジオでレコーディングして、ちゃんとしたものを作るには、い色んな大人の人が関わらないと出来ないじゃない。

ゆ:本当にありがたいです。

イ:でもやっぱりそれってさ、ゆうま君の人柄もあって、じゃあちょっと手伝ってやるかっていう…得な性格だよね(笑)みんな手を貸してくれるでしょ。

ゆ:B型………。だからかな~(笑)

(一同、大笑)

イ:俺もB型だから(笑)なるほどねぇ。そういった意味では順風満帆にいったんだね。

ゆ:そうですね。凄い意気込んでいて、アコギ入れに対しても、2,3週間練習して望んだりしましたし、この3、4ヶ月レコーディングしてたんで、準備期間がいっぱいあったんです。まさに段取り八分といった感じでして、完璧な状態で挑めて、それが良かったのかもしれないですね。


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー


ープロデューサーとの関係ー


イ:周りの大人の人が助けてくれて、今回のアルバムが出来たって話だけど、その中でも橋口プロデューサー。やっぱりこの方がいたから更に良くなったと思うんだけど、どういう関係性なの?


ゆ:ハッサン(橋口プロデューサー)も普通にシンガーソングライターでして、僕の先輩ミュージシャンの友人ミュージシャンみたいな感じで、友達の友達のミュージシャンみたいな。

イ:友達の友達は…みな友達みたいな(笑)

ゆ:そうですね(笑)で、割と面識はお互いあって、たまにお会いした時に挨拶するぐらいだったんですけど、一回対バンしたんですよ。で、色々お話をしていたら、ハッサンの音源を聴いたりして、アレンジ力だったり、ライブの構成力とか、本当に僕の尊敬するアレンジだったり、ギターだったりしてね。マネージャーさんにその旨を伝えて…そしたらいつの間にか(笑)今回のアルバムは、この人で行こう!!って急になっていて(笑)

イ:なるほどねぇ。

ゆ:で、僕とマネージャーさんとハッサンさんの三人でご飯を食べに行って、「今回のレコーディングでサウンド協力いただけますか」という話を正式にしたんです。それが10月の終わり頃、10月28日の金曜日だったかな。

イ:この橋口プロデューサーが、ギターやベース、シンセ、アレンジをやってくれてるんだよね?もの凄く80年代90年代のポップス黄金期と言われたあの時代の音楽をよく理解してる人がだなっと感じました。イントロも「はいはい。やっぱりコレだよね」っていうものが多くてね。全部ツボだもんね。

ゆ:もう僕も本当にね、そんな感じでした。毎回こんなのはどうかな?って聴くんですよ。もう大喜びですよ(笑)「うおー!ありがとうございます!」って。ハッサンも僕の喜ぶ顔が非常に嬉しいらしくて、それでまた頑張ってきてくれて、僕もモチベーションが更に上がって、お互い刺激し合えたと思います。

イ:なるほど。そういう凄い良好な中で、今回の元々良い楽曲が、アレンジの手が加わる事によって更に磨きがかかったという感じがするよね。

ゆ:本当に全曲、一音も無駄な音を入れてないと思うんですよ。


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー


ー使用したguitarー



イ:で、また驚いちゃったんだけど、今アコースティックギターが綺麗に録れてるよね。もの凄いクリアで、マーチンD28の粒の揃った良い音が録れてて。

ゆ:わかってらっしゃる(笑)あれはもう僕も弾いてて気持ちいいです。ああやっぱりマーチンいいな、と。

イ:アコギの音知ってるんじゃないの?マーチン弾いてるぐらいだもんね。うーんでも…。あれ、歳いくつだっけ?

ゆ:今22ですね。

イ:22なんかでマーチン弾いちゃって、悪いヤツだなほんとに(笑)

ゆ:いやいやいや(笑)純粋にずっとマーチンに憧れていたんです。

イ:ちなみに、マーチンとの出会いとかはないの?マニアックな話になっちゃうけど。

ゆ:出会いは、ソロ活動を始める瞬間に買いましたね。とりあえず良いギターを持ってなきゃいけない、と勝手に思っていて。

イ:アコギ弾くならみんなマーチンっていうもんね。

ゆ:どうせここで買わなくても、いずれ買ってしまうだろうな、と思って。二十歳の時に大分頑張って買って。

イ:でさ、ニッパチ(Martin D28)の音とゆうま君の楽曲が合うんだよね。今回はエンジニアの方も凄い頑張ったんだな、と思うけれど、ちゃんと空気感を大切にしながら、音が綺麗にまとまって録れてる。

ゆ:そうなんですよ。

イ:そういった意味でゆうま君は本当に恵まれてるよね。そういう環境があってさ、マネージャーもいてさ、曲作って来いって言われたりさ。でも実はね…これが一番重要かもしれないよね。大人を引き寄せる性格っていうのは、生まれ持った物だから。

ゆ:本当に感謝ですよ。1人じゃ、ギターの弾き語りですから。

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※続きは、次週掲載を予定しています。
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ー活動初期ー

イ:前回(vol.1)では音楽を始めたきっかけとかを聞かせて頂いたんだけども、これまでの音楽活動っていうのはどういう感じで展開してきた?

ゆ:大学一年生まではバンドで活動してたんですけど、それが解散してしまって…でも、一人でやってみたいな、一人ならどこまでいけるんだろうなという気持ちがあって、2008年の4月から路上ライブをやってたんですけども…本当に挫折するぐらい人が止まらなかったりしてて、自分を慰めるために、その一時間半の路上ライブで一人でも立ち止まったら勝利。誰も止まらなかったら負けだと(笑)定めたんです。 でもある日を境に、割とずっと連勝が続いたり…毎回止まってくれる人がいて。最初はめちゃくちゃ嬉しかったです。ちゃんと立ち止まって聞いてくれるっていうことが本当に嬉しかったです。けど、帰り道とかに、他のアーティストさんが路上ライブをやっていて、すごい人が集まってたりするじゃないですか。何でこんなに差があるのかな…と。悩みましたね。

イ:自分は負けてるとは思わない。何なんだこの差はと。

ゆ:そうですね。だから、僕は才能が無いのかもしれないなと思ったんですよ。でも、なんとなく続けてて、半年経って秋に学園祭に出る機会がありまして、ちゃんとアンプとかマイクとか、リバーブもかかっている環境のライブをほぼ初めてしたんですよ。お客さんもたくさん居る中で。そしたらですね、2日間出演したんですけど、CDが30枚売れて…。むしろ、売り切れてしまって。「ごめんなさい。もうなくなってしまいました。」っくらいの反響で。

イ:ええ!?すごい大飛躍じゃない!

ゆ:今まで数枚だったのにびっくりしました。その数枚だった時期にも「コカコーラ」さんが僕の『遠星』をパワープッシュしていただいて、HPのトップに僕の楽曲を掲載してくれて、投票制のランキングで全国で1位になったりしていたんです。音源送ったらレーベルから声かけていただけたり。そういったこともあってね、よーく考えたらマイクとかそういったものを使わなかったから、あまり届かなかったんだなっと冷静に判断出来たんです。

イ:今まで素の声でやってたけども、ちゃんとアンプを出して、ちゃんとした環境を路上でも作ってあげれば…

ゆ:もしかしたらいけるのかな、と思って。正直その30枚売れた時点で多分そうだと確信して、5,6万しましたけども、路上ライブのセットを全部買いまして、そこから本格的に路上ライブを週三でやったりしてたら、お客さんも徐々に増えてって。中学生、高校生時代からずーっと憧れてた渋谷のLa.mamaというライブハウスがあって。

イ:あの名門中の名門と言われた。

ゆ:そうです。あそこに、いつかレギュラーで出たいなという夢があったんですよ。

イ:オーディションが厳しめの。

ゆ:本当に厳しいと噂で聞いてて、友人のミュージシャンとかは六回受けても一度も受からないっていうぐらい厳しいって聞いてたんで、生音でやってる時はさすがに受けれなかったんです。でもCDも学園祭で沢山売れて、アンプを使うようになってから割と立ち止まってくれる人も非常に増えてきて。

イ:ちょっと自分の中でも自信も付いて。

ゆ:そうですね。これはもしかしたらいけるかもしれないと思ってすぐLa.mamaに音源と資料を持っていったら、店長さんも「君のライブ早めに観てみたい」と言ってくれて。

イ:おおーすごい。店長の心を鷲掴み(笑)

ゆ:で、オーディションライブが08年の冬にあったんですけど、そこにかける意気込みは本当に強くて、1ヶ月ぐらい前からずっとマスクしたりして、絶対に風邪引かないようにしたり。ライブに足を運んでくれるファンの方は5・6人しかいなかったので、友人に頼んで来てもらったり(笑)練習も沢山して臨んだんですよ。理由は僕の中でLa.mamaはプロへの登竜門だと思ってまして、そこにオーディションで受からないようなら、音楽の道は辞めようと思ってたんですよ。人生をかけて臨んだら、一発で受かりました。

イ:なるほど、La.mamaは難しいライブハウスだけども、ここに出れないようなら売れるわけがない、と。そして余裕で受かっちゃって。

ゆ:いや、余裕かはわからないですけど(笑)でも本当にそれに救われて、小学生のアカペラで作曲していた頃や、高校時代もプロになりたい憧れはありましたけども、本気で就職活動もせずに、やっていこうと思ったのは、la.mamaに受かった瞬間だと思いますね。

イ:なるほどね。じゃある意味La.mamaっていうのは自分の原点とか、自分の音楽の最も芯の部分を、これからも育ててくれると思うし、今までもそうやって育ててくれた大切な場所なんだ。売れたら沢山お客さんを連れて、恩返しをさせたいね。

ゆ:そうですね。

イ:今後もLa.mamaのライブっていうのは楽しみだね。



ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー


ー「360°」のタイトルについてー

イ:これって、アルバム360°っていうものを今回リリースすることになったんだけど、きっかけってあるの?例えば、アルバムを作りましょうとか、どういう流れで作ることになったの?

ゆ:自主制作ですけど、2年間リリースが無い状態だったんですよ。それは自分の中でまだまだ短期間で成長できるなと思っていて、敢えて作らなかったんです。先ほど(vol.1)言った箱根での曲作りは、何かしらの形で来年リリースしたいね。という話で。今の持ち曲だけだとパンチがないから、ちょっと気合入れて作ってきてって言われて(笑)で、何曲か上がって、中々良い楽曲が出来たんじゃない?っと言っていただけたんです。じゃあ、いよいよ考えようかと始まったんですよ。

イ:じゃあ本当の満を持して。

ゆ:それが去年の10月辺りから。

イ:じゃあ去年の10月ぐらいからレコーディングが始まったんだね。その時には14曲揃っていたの?

ゆ:このアルバムに関しては14曲揃ってて、このアルバムのレコーディングと一緒に1ヶ月前に先行シングルを出したんですけど、カップリングの「花とlife」はレコーディング中に作りました。初めてカップリング用に作ったんですよ。

イ:なるほどね。まず目に付くアルバムのタイトル『360°』っていう。

ゆ:これですよ。これが良いんです(笑)

イ:これは、素晴らしいよ。

ゆ:もう何か、パッと思いついたんですよ。何かの拍子で。アルバム出すとしたらのタイトルはこれだなって。

イ:これを作る前から?

ゆ:そうです。このタイトルに惚れてて、勝手に。絶対にコレでいこうって。

イ:どういう意味があるの?

ゆ:色々な人によって捉え方があると思うんです。まず色々なアプローチの楽曲があるよ。という意味があってですが、僕の中では、『全部』を見せよう、と。人って良い部分だけを見せたがるじゃないですか。こういうインタビューとかでも、割と良い事しかしゃべらないようにしちゃうし、良い様にしか見せないようにするのが当たり前だと思うんですけども。1曲目の「ホクロ」という曲が出来てからは、吹っ切れました。Cメロの部分で「イチャイチャしても見てるのは空と桜だけ」という歌詞がありますが、よくぞ書けたなって今思いますもん(笑)

イ:(笑)曲作りのテンションじゃないとと出てこない言葉ってあるみたいだよね。

ゆ:そうなんですよ。2年前なら書けない歌詞だったんですよ。「君のそのホクロが好きだ」とか(笑)そういった踏み込んだ内容の…。

イ:フェチだよね、フェチズムだよね(笑)

ゆ:それが書けてから、何でも書けるようになって(笑)「your heart」とか「右手にサヨナラ」とか「今だけお願い」の『僕が流行りの曲をアレンジして歌ってあげるよ』とかは、割とホクロで開き直れたおかげで書けたというか。


ゆうま全国流通盤アルバム『360°』インタビュー


イ:ホクロっていうのは、ゆうま君にとって重要な曲なのかねぇ。

ゆ:まあ歌詞の世界観を広げてくれたと。で、まぁ先程言いましたけども、二年前では書けなかった歌詞、それはやっぱり自分を良く見せたいが為に、ガードをして曲を作ると思うんですよ。それが吹っ切れて、もう全部を見せよう!!みたいな。そういう曲もあるよという意味で『360°』にしました。

イ:ホクロの歌詞を読むと、「変態でいいです」とか結構ハードな歌詞が出てくるんだけど、こういうのを作ったから、自分の歌詞の世界観が広がったのは分かりました。じゃあ、この詩を作る時の気持ちじゃないけど、なんでこういう曲を書けるようになったの?その時の心境みたいなのがあったと思うんだけども。

ゆ:なんでしょうかね~。何でかわからないですけど(笑)去年の2月頃に桜の曲があったらいいなと…多分頭の隅にあって…今のJ-POPって「日常」を切り取った詩がすごい多いじゃないですか。「日常」を大切にしようっていう曲が多いなって凄く感じてて…僕が作ったらどうなるんだろう?っていう所から始まったんですよ。で、だんだんホクロが好きだって歌ってて…
だから。勝手に桜、日常、ホクロの3つがブレンドしてるんでしょうね(笑)

イ:実際の所ホクロが好きなの?

ゆ:好きですよ。ホクロは好きです。

イ:じゃあホクロフェチなんだ。じゃあそこもアルバム全曲解説の時に、たっぷりホクロの魅力について(笑)


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※続きは、次週掲載を予定しています。
※アルバムの「全曲解説」は、
2011年9月18日(日曜)渋谷la.mamaで行われる、
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