Claddagh Ring:Vocal Yu-riの Eden ART Hell -674ページ目

トムとジェリー

の話



ジェリーが大人になった頃、
トムはもうこの世にいませんでした
トムは自分の命の終わりがすぐ傍にきていることがわかったとき、こっそりジェリーの前から姿を消しました

ジェリーに弱くなって涙もろくなった自分を見せたくなかったからです
トムはジェリーの心の中では喧嘩相手として見ていたかったからです

トムがいなくなった事に気付いたジェリーは悲しみませんでしたが、退屈になるなと思いました
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから

ただ、胸の奥が不思議とちくちくしましたがジェリーにはよくわかりませんでした
トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした


そんなある日、ジェリーの前に一匹の猫が現れました
トムよりものろまで体の小さな猫です
喧嘩相手のトムがいなくなり寂しかったジェリーは、今度からこの猫を喧嘩相手にしようと考えました
そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けてあるネズミ取りを利用して、その猫を罠にかけようとしました

トムにやっていたように

ジェリーは物影に隠れて猫がネズミを求めてネズミ取りにくるのを待っていました
そして思惑通りに猫がネズミ取りの近くにやってきます
ジェリーはしめしめと思いました
いつものように自分がネズミ取りにかかるふりをして猫をネズミ取りにひっかけてやるんだ
手かしっぽを挟んだ時の猫の顔が目に浮かび、爽快です

ですがあの猫はトムではありません

猫はネズミ取りの近くに来たとき、ジェリーが出てくるより先にうまそうなネズミの匂いがして、ジェリーに襲い掛かってきました

ジェリーはいつもトムから逃げるように逃げましたが、トムより遅いはずの猫にすぐに追い付かれて体をガブリと噛まれました
ジェリーも噛み付き返しましたが猫は平気でした


血まみれになったジェリーは薄れゆく意識の中で、本当は鼠と猫が喧嘩して勝てるはずがないことと、トムがいつもわざと負けていたことを初めて知りました


トムの大きな優しさと友情に気付いたのです

そしてあの胸の奥のちくちくの正体もわかりました


大事な友が亡くなる悲しみです


ジェリーの魂が体から抜けた時、雲の上でトムが優しく微笑みながらジェリーを待っていました

「また喧嘩できるね」


「望むところさ。今度は捕まえてやるぞ!」







サムーーーーーーーーー!!!!





間違えた







トムーーーーーーーー!!!!(´∀`)


I love fuck'n army

and

Fuck'n army loves me

X!




あでゅー