【リク罠】

書き逃げdeコラボリク罠「危険なドラマ~夏のトビラ~(仮)」
<リク罠あらすじ>ドラマ「夏のトビラ」脚本家募集?的なリク罠です。
魔人の隠密血迷い「危険な番宣」の続きを、ドラマ内容を交えながら書いちゃってください!…だそうですが、エヘ(^▽^;)←何やった?

 

 

 

【リク罠】 危険な番宣

         ~ドラマ「夏のトビラ」~ 2話

 

 

 京子演じる洋子の服装は、黒色のレースのミニドレスでシックに見える黒一色ながらも、レース柄が花のシルエットで大きく身体のラインに沿った色っぽいものだった。スカート部分は太股の半分以上見える長さで、身体のラインに沿っては黒色の裏地がスカート部分まである。だが太股がかなり露わになるスカート丈では、ベッドに腰掛けたまま組んでいた足を少しだけ浮かせるようにして組み替えれば、下着も見えそうだがミニドレスに合わせた黒色のアンダースコートが下着のようにフィットして見えなくさせていた。
 そして黒のミニドレスの上に、白の薄いチュール生地にも清楚なイメージのユリやスズランが可愛らしく刺繍されて、スカート丈より少し短い長さがあった。

 その透けるような薄さの白のレースは下心の小悪魔な黒を隠すようだが、透けやすい白のレース生地からは黒いミニドレスは透けて見えて隠しきれないでいた。
 京子が演じる洋子のランジェリーも、薄く妖しいレース生地から透けて見えないように…キョーコには身に着けているといえるか妖しい程のレースのランジェリー。

 

 

 見えないなら何故こんなエロカワランジェリーを着る必要があるんですかーー!?

 

 キョーコは下着まで揃えられた衣装に、着替える衣装部屋で…心の中を嵐にして叫んでいた。

 

 監督曰く、『心の中までこの衣装を着る洋子のS気、つまりサドが何処から見てもあるように、身に着ける物も全て自分にもSな限界にチャレンジだ!』

 

「そ、そんな物は、いりませんってば~~/////」

 

 恥ずかしさでキョーコは、見える筈がない下着まで見られているようで、いつもよりと静々と歩く姿が、その足運びまで色っぽく見えてしまい、撮影スタッフからも知らず知らずに目線を奪っていた。
 そして撮影が始まれば、白いハイヒールで男を足蹴にする様子は、笑顔と裏腹な小悪魔の美しい笑み。
 その心は肌が所々透けそうな程の黒いミニドレスの小悪魔で黒い笑みか、隠すように重ねた白いチュールの上着のように白い心を持っているのか?

 


 それは……TVでのキョーコの番宣、一週間前。

 

 メイン10人の中の男が、京子演じるコケティッシュな少女の妖しい笑みに、M気を妄想させて見た夢の設定での視聴者の気を引こうとしたシーンだった。本筋には余り関係無いが、京子の妖しい美しさが光れば謎のシーンとして興味をそそられる事は間違いないだろう。

 

 番宣向きに撮影された5分にも満たないシーンだが、番組への興味をそそる為、そしてキョーコの妖しい美しさに…収録現場にはキョーコの声以外は何も聞こえなかった。聞こえるとしたら…キョーコの妖しすぎる美しさに見入ってしまった男達の微かな溜息…。

 

 演じ終わったキョーコは、「カット!」と掛かった声と同時に、役であるとはいえ半裸の男性を足蹴にしていたことに、ザーとベッドからも離れていくと床にひれ伏すようにして土下座をしていた。

 

「す、すみません!! ご免なさ~い!!」

 

「大丈夫だよ、京子ちゃん。謝るんだとしたら、俺にこんなカッコウさせてもいい許可を出したマネージャーとか、指示出したプロデューサーだから」

 

 男性俳優はカラカラと声を出して笑いながら、キョーコが謝ることはないと笑顔で答えた。

 

「で、でも…」

 

「こういうのがメインのドラマじゃないしね」

 

 共演俳優はそう言いながらも、「俺もそれはイヤだしね」と顔を引きつらせながら苦笑してシャツを羽織るとキョーコから離れていった。

 それはそうですよ。私だってこういうのばっかりのドラマだったら、イヤですよぉ~。

 

 キョーコも役と割り切ってはいる。演じ出せば洋子になってS気で男をいたぶる事を普通に思っている女王様。
 だから電話をしながら半裸の男性にハイヒールでぐいぐいやりながらも楽しそうに片手間に電話するのも、平気な少女。
 でもキョーコは洋子のS振りに、「誰と話しながらですかぁ~!?」と思わずにはいられない。
 キョーコの育ちのせいもあるだろう。イジメを楽しむナツを演じた事もあるが、ナツとも何処か違う。

 

 それに、ドラマ…今の撮りは番宣用だそうだけど、今のシーンだけでも敦賀さんに見られたくないな……。
 いつもなら…こんな役を頂いたんです!…って、留守電にでも報告できるけど…はぁ~~。

 

 


*************

 

 


 そして、キョーコの番宣を見た後、今日のドラマ収録が無事終わった蓮は、直ぐにマネージャーであり、先程のキョーコの番宣を確実に見ていた社に視線をやった。

 

「先程のドラマ、この局であれば何か情報を掴んできてくれましたよね?」

 

 いつもならキョーコに絡めた情報で社が遊ぶことはあっても、蓮の方から積極的にキョーコの情報を欲しがる事はないのだが、流石に魅惑的すぎるキョーコの姿に、蓮には余裕は無さそうだ。

 

「訊いてみたんだけどな、同じ局でも今夜からの新番組だから『是非、見て下さい』って言って、余り情報くれなくってさ、若手メインで男女10人程、ひと夏の間に恋は?…って感じらしい事までしか教えてもらえなかった。勿論お前のマネージャーだって知ってるんだよ? だから同じ事務所の子が番宣出ていたから…って言っても、はっきりしないんだ」

 

「ひと夏の…恋?」

 

  蓮は言葉にしながら眉間がピクリと動いた。

 

「タイトルも『夏のトビラ』だったから、その方で…って蓮、顔!顔 !!」

 

 ヤバい、ヤバいよ、闇の国の蓮さんが~~!

 

 以前にも見た事のあるほの暗い闇を抱えた『闇の国の蓮さん』が、他の人もいる場所で顔を出して社は慌てた。
 好青年の印象を持つ敦賀蓮にとっては、マネージャーとしても普段はその印象を保っていて欲しいのだが、如何せん……キョーコという少女が絡むと唯の恋する男になってしまう。

 

「待て、待て、楽屋行って話そう~」

 

 キョーコちゃんの事になると、お前別人になるからな~。いつもの温厚な『敦賀蓮』さんは何処に隠したんだ?

 


 《つづく》

 

 

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お待たせ致しました~というか、お待ち頂いていた方ございましたか?遅い更新、申し訳ありませんm(_ _ )m

それにお待たせしたにしては、話も進んでないぞ、オイσ(^_^;)

ちょっとポメラちゃん系のトラブルもありまして、データー移すのにも手間取る始末(><;)

あとちょっと浮気的な別のマンガにハマってみたりもしてました。(^o^;)

すぐ目の前には本誌も待ってますγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ

もう少しやる気出せ、私!(。+・`ω・´)キリッ

 

 

 

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