息子は、1回目の失踪時(2019年11月)に自殺未遂をした。

ネットカフェで自分の履いてた靴の紐を首に掛けたらしい。

「靴紐が途中で切れて、紐の痕付いちゃった。」
とサラッと言った。

「死ぬのは怖い」とも。


私はショックで頭が混乱して
「お願いだから、もう絶対にそんなこと考えないで…!
あなたが居なくなったら、お母さん生きていけない。」
と言うのが精いっぱいだった。

 

あまりにサラッと言ったのと、

靴紐なんてすぐ切れちゃうのにと思ったから

きっと本気じゃなかったんじゃないか…

と勝手に悪い方に考えないようにした。

 

私に心配かけまいと、何ともないようなフリして言ったのか?

一方で、苦しい気持ちを分かってほしくて、

黙っていられなかったのか?

それから常に不安が付きまとったが、
離婚がよっぽどショックだったようで、
「パチスロなんかもうしたいと思わない。」
と言う息子に少し安心してしまった。

コロナによるパチスロ店の営業自粛もあったからだと思う。
営業してないなら諦めもつくのだから。

大阪へ行くためにアルバイトも始め、実質的に
パチスロをする時間を作らないようにしていたのかもしれない。

大阪行きを反対はしなかったけど、いつも不安だった。

ちょっと連絡が付かないと心配で心配で

LINEが既読にならないとトラウマ級に不安になる。

 

電話は、呼び出し音だけで出なかったり、

留守電のアナウンスを聞くのが怖くて、

自分からはあまりしなかった気がする。

 

返信しなくても、ちゃんと既読付けてね!
変なことだけは絶対考えないでね!といつも言っていた。

 

そんな私に

もう大丈夫だから

と3月に大阪で会った息子は笑って言った。

そんなに心配しないで、死んだりしないから

っていうことだったんだよね?

 

死ぬのは怖いって言ってたじゃん!


それなのに…


自死を決めたのはいつなんだろう?