6月22日、息子の火葬の日。

 

葬儀はせず、私たち二人だけで出棺の時間まで息子と過ごした。

 

たくさんのお花と写真、息子の好きだったお菓子を入れて。

 

火葬場では棺はもう開けられないから

ギリギリまで息子の顔を見ていた。

 

ああ、もう本当にこの子の身体はなくなってしまうんだ…。

再びものすごい喪失感と言葉にできない感情が襲ってくる。

 

いやだ、いやだ!

しっかり送ってあげなきゃなのに、やっぱり無理だ。

 

ごめんね、こんなお母さんで。

 

午前11時出棺。

 

収骨は午後1時頃。

 

広いフロアに火葬炉が20炉くらい並んでいて

骨になると炉のドアの前で収骨する。

 

だから数家族が並んで収骨という状況。

 

これも新潟とは違う。

こちらは収骨の部屋があって、家族以外は入れない。

ちょっととまどった。

 

収骨の仕方も、地方によって様々みたいで

新潟では全ての骨を桐箱に入れるけど

大阪では、一部だけを骨壺に入れるのですね。

 

残った骨はどうなるの??

と思ったら、ちゃんと納める合同墓地のようなところがあるらしい。

 

でも、大阪に一部の骨を置いて行くのはかわいそうだったから

一番大きな骨壺にギュウギュウに詰めた。


主人と私、そして火葬場の方3人で汗だくで収骨した。

悲しかったけど、ちょっと笑えた。

 

あと少しで新潟に戻って来れるはずだった息子。

 

さあ、念願の故郷に帰ろうね、3人でね。