2023年6月21日。

 

午前8時頃、大阪の葬儀屋さんに到着した私たち夫婦は

葬儀の打ち合わせのあと、お昼頃、警察へ向かった。

 

検案が終わったので遺体を引き取りに来てください

ということで、葬儀屋さんと共に息子を迎えに。

 

そこで遺品を受け取った。

服は返って来なかった。

 

26円しか入っていない財布と、スマホ、免許証、マイナンバーカードなど。

 

そして、息子が最後にホームセンターで買ったBBQコンロとトング、炭のレシート。

 

ほんの少しの遺品。

 

まさかホームセンターのレジの人も、ここで買ったもので

これからこの人が自死するなんて考えもしなかっただろう。

 

せいぜいBBQでもするのかな~ぐらいだろう。

 

自室で亡くなったので、荷物のほとんどは部屋にある。

 

警察では対面できなくて、葬儀屋さんでの対面。

 

遺体が傷んでるので湯灌ができる状態ではないとのことで

見える部分だけ綺麗にしてもらう。

 

その前に、顔を見た。

 

ススで黒くなった顔…。

 

ああ・・・私のかわいい息子だ。

 

どうしてこんな…。

いやだ!どうして?

 

涙が溢れて、息子の亡骸にすがって泣き続けた。