介護や認知症ケアに長く携わっている方であれば一度は聞いたことがあるICF(国際生活機能分類)
ICFとは何か、詳しいことはネットで検索すればいくらでも出てくるので割愛し、今回はICFの考え方から認知症ケアの理想像について持論を展開したいと思います。
ICFとは、一言でまとめると「その人のプラスの面に着目してケアをしましょう」という考え方です。
例えば、転倒リスクがある利用者さんについて、転倒リスクがあるというマイナスな面ではなく、転倒リスクがあるものの、シルバーカーやウォーカーケインを使えば歩行ができるというプラスの面に着目し支援をするという具合です。
日本においてはまだまだ認知症の人=何もできない人という差別や偏見があるのが現実ですが、その人の◯◯ができないというネガティブな部分ではなく、どうすればできるのかということに着目し、ポジティブな面を引き出す支援を心がけましょうというICFの基本的な考え方は認知症の人たちの市民権や社会権の保障という観点からも極めて重要だと思います。
目の前にいる利用者さんについて、今一度その方のマイナスな部分ではなくプラスの部分に着目し、プラスの部分を引き出すための支援を心がけたいものです。