【勝手に140字落語③/千早振る】


遊び知らずの堅物力士・龍田川が

タニマチに連れられ吉原へ。

花魁道中の千早太夫に一目惚れも

呆気なく振られ、

妹芸妓の神代さえ

聞く耳持たずの傷心から

廃業し豆腐屋へ転身。


数年後に偶然出会った物乞いの女は、

あの千早の成れの果て


――という話じゃない、という話。



――2011.1.20






後記:

百人一首で詠まれたのは


「ちはやふる

神代も聞かず龍田川

から紅に水くぐるとは」


その歌の本当の意味が気になる方は

ど~ぞご自身でお調べください(笑)