Windows8の紹介 | 始末屋-幽玄花-の散策日記

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 PSO2クローズβテストの開始と同時にこのブログを開始致します。
まずはテスト動作のチェック内容を中心にご紹介していく予定にござります。
PSO2のゲーム内容の他、パソコン環境についての関連情報など、
ゲーマー向けの記事を取り扱っていく予定であります。

こんにちは~。
今日はOSのお話です。

Windows8が少し前に発売され、様々な話題を呼んでいます。
やゑも先日とある駅でやっていたWindows8の宣伝イベントで色々聞いてきましたので、今日はその時の内容の中から特に気になっていた特徴についてちょろっとご紹介させて頂きます。


※当記事はWindows8に対する個人的意見です。
※特にネットゲームユーザーに多いハイエンドPC環境下を前提に想定した意見ですので、Windows8のOSとしての総合的な価値そのものに対する批評ではありません。



・タッチパネル関連の操作

何と言っても今回の目玉ですよね。
Win8ではタッチパネル操作で画面上を触って操作する環境が強く意識されていて、いわゆるスマホやタブレットPCでの動作が今回のバージョンでは主軸になっているとも言えるでしょう。

ただ、PC版OSとして使用される方にとってはタッチパネル操作よりもマウス操作の方がまだまだ楽と感じている人も少なくないでしょう。特にPSO2もそうですが、PC向けゲームは現状ではタッチパネル操作を想定して開発されているものはないですしね。
やゑもその理由で8はかなり警戒しています。(特に画面ぺたぺた触るのがなんとなく抵抗有ります)
どちらかというとデスクトップのハイエンド向けではなく、スマホやタブレット向けのOSがデスクトップPC版に互換性を持ったという印象が強い8では、ネットゲームのようなハイスペックが要求される環境でどのていどやっていけるのかが気になるところでしょう。

宣伝スタッフのチーフさんが個人的に8をそこそこ使い込んでいたそうで、色々と詳しいお話が聞けました。

タッチパネルに関しては必須と言う事では無く、あくまでも対応しているだけで従来のPC構成のようなタッチ操作のできるディスプレイを接続していない状態でも正常に機能するとの事です。と言う事で、今まで通りの純粋なPC版OSとしても機能するとの事で、気になるのはその他の点に絞られました。


・一新されたスタートメニュー

より直感的でスムーズなアクセスを可能にする目的で、8では従来のWindowsには無いスタートメニューが追加されました。
携帯やスマホのメニュー画面の様な印象の色々な項目が表示された画面があり、タッチ操作の場合はそれらを触るだけですぐに飛べるようになっています。
特に大きいのがリアルタイムなサムネイルを持ったメニュー表示があり、例えば画像やツイッターなど、常に更新され続けている内容を持ったアプリケーションのショートカットでは、ネット回線経由でサムネイル表示を定期的に更新する機能が標準で備わっていました。
同様にネット回線を経由してリアルタイムな情報を取得し続けるトップ画面のメニューが多数実装されており、「操作の手軽さ」は素晴らしく向上している様です。

ちなみに、従来のWindows7以前のようなトップ画面もあります。


ただ、ネトゲユーザーとしては常駐関連の機能がどの程度処理を圧迫するかがとても気になりますよね。

やゑが真っ先に警戒していたのが、リアルタイムなサムネイルを取得する為のキャッシュ分のメモリ占有量と、それらの機能に掛かっているCPU使用率でした。


やゑのPCではRAMメモリは4G(2×2)を乗せており、内3.49Gまでを認識してくれています。
※32bit版OSではRAMメモリ読み込み上限が3.25~3.5G付近(個体差による)になります。
OSはWindows7の32bit版ホームエディションで、特に何もしていない状態ではメモリ使用率は大体22~30%の間に留まっています。大体0.77G~1.05G程度を使用している事になります。
(やゑのPCで常駐して動いているデバイスドライバーはLogicoolのゲーミングデバイス用のものの他、M-Audioのサウンドデバイスと言ったちょっと特殊なモノが走っている環境ですので一概に目安にはならないと思います。)

イベントで自由に弄らせて貰える展示用のPCがあり、そちらで色々開いてみた所、2~2.5G程度のメモリを常駐分のみで使用していました。CPUの方はほとんど負荷が掛かっておらず、クロック2G程度のノートPCでしたがCPU使用率はほぼ0に近い状態でした。やっている事が色々なソフトの複合機能のようなものなので、CPU使用率に関してはちょっと意外でした。



OS標準機能としてのそれらの機能は個別でOFFにする事もできるようで、どの程度までこのメモリ使用率
を落とせるのか尋ねた所、なんとその場で展示用PCで色々試してみてくれました。

特にメモリを大きく取っていると思われる機能をいくつかぽちぽちと切っていき、その時はなんとかメモリ使用量を1.4Gになるところまで落とす事ができました。

ただ、新しいスタートメニュー画面なんかは機能としてOFFにする事はできないそうで、今までのいわゆる「クラシック画面」のようなモードは無いそうです。



64bit版が普及してきたことを前提にした機能なので、まだまだ32bit版で動かしている人にとっては些か厳しそうだというのが一番の印象でした。

特に一部の専門的なソフト(CAD、音関連ソフトなど)ではまだまだ64bitに完全に移行できていない部門が目立っているので、そういった専門分野にPCを使用されている方にとってはあまりお勧めできません。
音関連ではやゑが使っているPro-Toolsは9が64bit上でも動作したとの報告もちらほらあるそうですが、人によっては動作が不安定だったりもするそうです。

動かすのであれば64bit版として扱ってあげないと特にメモリが厳しそうでした。



・OS起動時間の大幅短縮

どうもOS起動時の作業手順を全体的に見直したそうで、起動の後からでも間に合いそうな内容は全部後回しにする事でログインまでの時間を大幅に短縮してくれたそうです。

スペックとしては至って普通な展示用ノートPCで実演してくれたところ、再起動はものの2~3秒で立ち上がってしまい、かなり驚きました。

チーフさんもご自分のPCで動かしている中では最も嬉しいのがこの起動時間だそうで、7とは比べ物にならない速さが重宝している様でした。




総合的に見て、ネットゲームのみとしての用途で64bit版を動かすユーザーにとっては申し分無い内容ではないかと思います。
ただ、一部の業界ツールを使う方にとってはソフト側の開発がある程度追いつくまで少々待った方がいいだろうという印象になりました。

P.S.
Vista、7と話題になったレンダリング最大フレーム数のデフォルト設定やそこらへんの内容についてはあまり詳しく見られなかった為解りませんでした。