2013年10月19日から全国公開の映画『人類資金』の完成報告会見が8月27日に行われた。

佐藤浩市、森山未來、仲代達矢、原作者の福井晴敏、阪本順治監督が出席。

この日は第11回アジア・太平洋諸国ウラジオストック国際映画祭に出品されることも発表された。


映画『人類資金』の豪華キャストは→
香取慎吾、 観月ありさ、石橋蓮司、豊川悦司、寺島進、岸部一徳、オダギリジョー他。
海外からは日本映画初出演となるヴィンセント・ギャロやユ・ジテたち。

『人類資金』は、旧日本軍の秘密資金とされる 「M資金」を題材に、阪本監督が『亡国のイージス』の福井と再タッグを組み脚本も担当したサスペンス大作。ロシアやタイ、国連本部のあるアメリカ・ニューヨークと日本を含めた4か国にわたって撮影が行われた。

アメリカ以外では日本が初めてとなる国際連合(国連)本部でのロケ。英語のスピーチに挑戦した森山は、 「一番のプレッシャーだった」などと当時を振り返った。

国連ロケにて、壇上で英語のスピーチをする場面に挑んだ森山未來コメント
「国連の方々もエキストラ協力をしてくれた。つたない英語でどこまで伝わるのかなとい うのが一番のプレッシャーだった。今の世間が行き詰まっていると感じている方々が、これから先の景色が見えるきっかけになればいいなと思う」

主人公の詐欺師を演じた佐藤浩市コメント
「骨太のエンターテインメントに仕上がりました」

原作の作家福井晴敏コメント
「社会派ドラマは『半沢直樹』のヒットのおかげで波が来ている。大ヒットにつながってほしい」

阪本監督コメント
「企画当初から異端を感じさせる映画ですが、映画は異端が似合う。どう受け取られるか心配もあるけれど、楽しんでもらえるよう苦心して作りました」