新型の豚インフルエンザへの感染確認は、19日午前11時現在で173人(成田空港の検疫で判明した4人を含む)に増えた。1歳の女児が新たに神戸市で 確認され、最年少となった。感染の有無を調べる各自治体の衛生研究所などには、疑いのある検体がなお次々と持ち込まれており、感染者数はさらに増えそう だ。

 19日に新たに確認されたのは神戸市が発表した10人。これで、兵庫県103人、大阪府70人となった。神戸市によると、1歳の女児は16日夜に 38.9度の熱があり、17日に発熱外来を受診した後、遺伝子検査(PCR検査)を受けた。18日に治療薬のタミフルを服用して熱が下がり快方に向かって おり、自宅で療養しているという。母親もPCR検査を受けたが陰性だった。

 大阪府保健医療室によると、府内市町村からウイルスの遺伝子検査のために府立公衆衛生研究所に持ち込まれる検体数は、独自に保健所を設置・運営し ている大阪、堺、東大阪、高槻の4市分を除くと、16日14件、17日29件、18日48件と増えている。同研究所が1日で検査できるのは最大約300。 府の担当者は「渡航歴のない子どもたちが集団感染していたことが大きい。少しでも不安を感じている人が発熱相談センターに電話し、保健所から検体が届く ケースが増えている」とみている。

 神戸市環境保健研究所は19日朝までに260の検体を調べ終えたが、なお持ち込みが増えており、現在1台の検査機をさらに2台増やす予定という。

 また、中学と高校生にインフルエンザの疑いがあれば簡易検査を勧めることを決めた奈良県では、学校医の問診で感染の疑いがあるとされた生徒が19日朝から相次いで県内の発熱外来を訪れ、診察を受け始めた。

 一方、神戸市内の3病院に入院している感染者のうち新たに8人が退院した。退院者は同市で計19人になった。


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東京で夕張メロンを配っている場合じゃないよ  感染して帰ってくるの?