FXとは外国為替証拠金取引（margin Foreign eXchange trading）の略で外国の通貨を売買して、利益を出す取引のことです。
FXで儲ける仕組みとして大まかに2つの方法があります。一つ目は為替レートの差を使って儲ける方法と金利が高い国の通貨を買って、保有することによって手持ちのお金を増やす方法がありあす。
日本円を米ドルに両替したとします。為替レートが「1ドル＝100円」とすると、10万円は1,000ドルです。しばらくして1,000ドルを日本円に戻します。そのときの為替レートが「1ドル＝110円」なら、1,000ドルが11万円になります。日本円で米ドルを買って、時間を経て米ドルのレートが上昇した時に売った事により、1万円の利益となります。これを意図的に売買する仕組みがFXです。
例えば、米ドルは1.0％、ユーロは2.0％、英ポンドは0.5％のように、世界の国々によって金利が異なります。低金利の通貨である日本円で、高金利国の通貨であるカナダドルや人民元を買うと、金利がより多く貰えます。この金利差を「スワップポイント」と呼びます。低金利の日本と他国の金利差を利用して、外貨を購入し稼ぎます。円高や円安を狙って利益を得ようとするよりも少ないリスクで済みます。
FXの最大の特徴にレバレッジと呼ばれるものがあります。これは手元の資金を担保に、その25倍までの金額の取引が行える仕組みです。例えると100万円を担保としてレバレッジを10倍にすると1000万円分の取引を行うことが出来ます。米ドルと日本円のレート差が10円変動すると、±100万円の損益が発生し、その利益や損失が自分の口座に残ります。レバレッジを高くすると、大きなトレードができるのでハイリターンハイリスクになります。初心者のうちや自信がない場合にはレバレッジを低めにし、慣れてきた又は自信のある場合には高いレバレッジを設定する等のことも出来ます。
株式は9～15時までが日本での売買時間となっていますが、FXは24時間取引が行われています。FXは世界中のどこかで通貨は売買されていますので、時間に拘束されません。FXの取引を行っているそれぞれの国によって、市場が始まる時間が異なるので積極てきに取引される時間が多いことも魅力です。もうひとつの魅力として手数料が低いことも挙げられます。銀行で行う外貨投資と比べるとFXの手数料は1/10～1/100以下です。コストパフォーマンスに優れたFX会社を選び（利用中のFX会社が倒産などしても、預けている資金は100％戻ってくるので）、知識を身につけることによって資金を増やすことができる魅力的な金融商品です。