『君の名は。』のDVDをやっと観ました。
おばあちゃんの「ムスビ」のお話にじーんとしますね。
「名前」なんですけどね、私、ケータイの登録名をニックネームでしていたんです。
なんとなくおもしろいかな、くらいの感覚で。
着信があったときにおもしろいかどうかとか、実名だけで登録していると、名前がどんって出るだけで味気ない、なんて思っていたからなんですね。
ですけど、今はすべて「実名+様」にしました。
それがよさそうだったのでただ、そうしただけですが、これがなかなか、雰囲気がよいです。
そうか、「様」をつければしっくりきたのね、と
名前というのは、個人情報という意味だけでなく、その人の何かをあらわす重要な要素、その人の「門」のようなものと言います。
ビジネスネームか実名かという部分では、本質は変わらないようです。
ジブリの『千と千尋の神隠し』でも、名前を奪われることで、「在り方」が変わってしまうというストーリーが描かれていました。
名前というのは、
「私はこの世界のこの時間のこの場所にいます」
というサインのひとつなのでしょう。
そういえば、名前を書くことを「サインする」と言いますよね。
サイン(sign)とは、Weblioによればこう書かれています。
"主な意味:(数学・音楽などの)符号、記号、信号、合図、手まね、身ぶり、標識、標示、掲示、看板
コア:特定の意味を伝達する印"
占星術でも星座のことを「サイン」と言うんですね。
これはWeblioにあった「コア」に書かれている「特定の意味を伝達する印」の意味合いでしょうか。
占星術では、例えば「水瓶座に太陽がある」ということを「水瓶座のサインは太陽」と言うので、「在る」という意味と取れるかも。
空間にはいろんなエネルギー・物質が流れていて、名前というもので「私はここで、このようなエネルギー体として存在しています」という信号を発しているんでしょう。
とくに昨年は「ご縁」について思うところが強くあった時期でした。
それでよけいに「ムスビ」の話に思いが入ったのかも。
「縁」てほんとにおもしろい、…おもしろいというか、縁というもの、そのものへの大きな感謝を感じています。
ご縁は、自分”だけ”の努力やごり押しみたいなものでなんとかなるものでもなく、自分の本質から観測した正しい道を進まないと、多分結ばれないものです。
動いているから結ばれる、というのは人も星も同じこと。
「運」という字は「はこ(ぶ)」と読みますし。
まず自分で動き出す。
そして、何かに出会う。
その何かを通じて、また何かに出会う。
惹かれたもの、愛したもの、それをたどってまた出会う、と。
私にとっては、2010年以降から紡いできた環境への感謝、仕事へとつないでくれたご縁への感謝、上司、仲間、いろんなところで出会えた人たちへの感謝でいっぱいです。
もちろん、いつも支えてくれる家族にも。
そう、今の職場に入る前は派遣のエントリーだというのになぜか全部断られていました。
1ヶ月以上行き先が決まらなくて、それで結果的にいちばん都合よく働けてお金も入ってきて、気が楽で、好きなことができて…、というところに進んでいたので、「巡り合わせ」の力も感じました。
その時意識したのは「ご縁」だけだったかもしれないです。
「この企業と成長してみたい」という興味と、
社長からの「ここで働いてもいいと少しでも思っているなら、明日からでも来てくれ」という台詞で決めたので。
あの日の自分にも感謝しましょう。
いい選択をしたよね、て。