こんばんは。

 

 じぶんが住んでいるところもだんだんとコロナ感染者数が増えています。

 しかし、最近ヤフーのコメントなどを見ていると、教育関係者や医療従事者への理解が進み、色々と労いのお言葉が多くみられるようになりました。とてもうれしいことですね。

 

 さて、昨日書いたことで、「価値づけ」について書きます。

 価値づけとは、何がいいのかを伝えることです。

 そうすることで、子どもが、

 「あ、自分の今の言葉、行動がこういう意味でいいのか。わかった!」

 と、メタ認知できます。

 メタ認知とは、

 「自分がどういうことを考えたりしたりして良い結果に結びついたのかを認知した、理解できた。」

 という意味です。(難しいのでかみ砕いてみましたが、間違えていたら教えてください。)

 では、昨日のことに戻ります。

 昨日の子どもの意見の例では、

 「あ、おばあちゃんの家に行った時に見たよ。」

 「歯車っておもちゃにあった。これと同じ形だったよ。」

 この2つがありました。

 こういうことを言う子達は、初めは無意識に言っています。別に学習と生活経験を結びつけようとは思っていません。

 ですが、こういう思考の仕方、判断の仕方、生活経験を根拠にして表現する仕方は、学びの中ではとても大事なことです。

 それを「教師が教える。」というよりも、「子どもの姿から大事なことを拾って気づかせてあげる。」ことが大事です。

 それが価値づけを通してメタ認知させてあげるということです。

 実は学びの姿は教えなくても子どもに備わっているものなんですよね。

 それを私たちが気づかせてあげればいいんです。

 だから、私たちに大事なのは、学びには何が大切なのかを知り、頭に置きながら学習に臨むこと。

 その姿があったら、すぐに価値づけ、子どもに伝えてあげることです。

 教科的な力も同じです。教えるのではなく、気づかせる。

 そういう気持ちでできると、子ども達も楽しく授業に臨めるのではないでしょうか。

 

 次はまた別の教科で伝えたいと思います。それでは。

 こんにちは

 

 まだコロナウイルスが猛威をふるっています。

 きっとみなさん、クラスの子どもに会えない寂しさ、授業ができない焦りなど、色々感じているのではないかと思います。

 でも、この時間を使って、まずは単元と子どもをどう出会わせるかを考えておくのも大事ですよね。

 さて、みなさん、「導入」と呼ばれている、まさに出会いをどうしていますか?

 「それでは今日からこれをやっていきます。」

 でもいいといえばいいのですが、それよりは、

 「この単元、楽しそう!」

 と思えるような出会いの時間ができるといいですよね。それでは一例紹介。

 

 5年の社会。これは社会の先生の間ではとても有名です。そう、5円玉を用いた授業です。

 自分は、5円玉の表と裏の画像を印刷して、子どもに配ります。

 T:「これを見て、思ったことをどんどん書き込んでください。どんな書き方でもいいです。」

 C:「え・・・?」

 この反応が5年担任をする度に楽しかったです。

 大体の子は何を書いていいかわからないので、黒板に拡大した画像を貼り、子どもから出たものを1つだけ例で書いてみてもいいですね。

 C:「稲がある」

 T:「そうだね!じゃあ、稲のところを〇で囲んで、『稲』と書いておこうか。」

 大体、これでやり方はわかります。

 また、子ども達が書けた頃に

 T:「じゃあ、見つけたこと、思ったこと、なんでもいいから教えて。」

 ここでのポイントは、「発表」など子どもが固くなる言葉は使わないことです。

 出てくるのは、

 ・稲

 ・歯車

 ・水

 ・若葉

 などが出てきます。ここでちょっと突っ込んでみましょう。

 「稲ってなんだろう?」

 「歯車って知ってる?」

 などでいいです。そうすると、

 「稲ってお米だよね?」「あ、おばあちゃんの家に行った時に見たよ!」

 「歯車っておもちゃにあった。これと同じ形だったよ。」

 など色々出てきます。この出てくる言葉に新しい学習指導要領の学びの姿が含まれているので、価値づけてあげ、子ども達にメタ認知させてあげましょう。何が学びの姿なのか。わかりますか?答えは次の時に。

 さて、ここから、子どもの言葉をどんどん黒板や拡大コピーに整理して書き込み、思考の整理をしていきます。そこから、

 稲→米→農業

 歯車→おもちゃ・機械→工業

 水→魚→水産業

 若葉→植物・木→林業

 ここから、

 〇5年生1年間の社会で学習するのは「産業」というものをやっていくこと

 〇産業とは、様々なものを産み出す仕事のことであると伝えること

 これら2つのことで、まずは5年生社会と子どもの出会いの時間になります。

 

 〇自分の考えを1つでも書けたこと、話せたこと、つぶやけたことを価値づけること

 これらのことで、学び方との出会いの時間になります。

 

 ここからみんなでつくりあげる授業を始めていくのがわたしの「出会い」のやり方です。

 みなさんはどうしていますか?それでは。

 こんばんは。

 

 みなさん、「学習指導要領」というものを知っていますか?

 簡単に言うと、先生達が子どもに授業するときの指針となるものです。

 指導法は人それぞれでいいですが、目標や子どもにつけたい力はちゃんとしていないといけません。

 それを記しているのが学習指導要領です。

 それが今年度から変わりました。

 今回の移行(変更)では、数年前から言われている「アクティブラーニング」という授業スタイルを通して、

 今まで身につけてきた「知識や技能」を用いて課題に取り組み、「思考・判断・表現力」を高めていくというものです。

 そして、高めていきながらさらに新しい知識・技能が身についていく。ループですね。

 そのため、今までの教えこみではダメとなります。

 多くの先生方はそれをどう行っていくの戸惑っていると思います。

 それについてまた話していきたいと思います。

 以前書いていましたが、3年ほど放置してしまったため、一度リセットしてやり直します。

 自分なりの教育論を語ろうかなと思います。

 何か違うな、こうじゃない?など、色々教えてください。お願いします。