image

 

おはようございます、345です。

 

四季報ピックアップ、夏号2000番台です。

 

(★は今回紹介する銘柄、◎は所有銘柄)  



2127 (株)日本M&Aセンター
★2130 (株)メンバーズ
★2150 (株)ケアネット
★2160 ジーエヌアイグループ
★2175 エス・エム・エス

2267 ヤクルト本社
◎2337 いちご
2342 トランスジェニック
2372 アイロムグループ
★2374 セントケア・ホールディング

★2385 総医研ホールディングス

◎2412 ベネフィット・ワン
◎2413 エムスリー
◎2475 WDBホールディングス
2484 出前館
★2491 バリューコマース
2503 キリンホールディングス
◎2764 ひらまつ
★2815 アリアケジャパン
◎2980 SREホールディングス
★2981 ランディックス

 

 

 

★2130 (株)メンバーズ

株価(7/9) 3,430円

PER 36.8倍

 

概要

ソーシャルメディアマーケティング会社。企業のネットビジネス支援サービス(Webサイト構築・運用、インターネット広告・プロモーション、UXデザイン、ソーシャルメディア開設・運用、リサーチ)を提供。

大企業向け デジタルビジネス運用支援(EMC) は顧客の旺盛なデジタル投資を受け稼働率向上。 

 

コメント

EMCという言葉は聞きなれないし、つまりは何をやっているのかよく分からない。。。

が、20.3の売上は100億円、23.3には200億円を予想しているので、需要はあるということか。

単純なウェブサービスではなく、人をそれなりに割かないといけないビジネスっぽいので、今後売上が伸びたとしても、利益率がめちゃくちゃ良くなる気はしない(多少は良くなるとは思うが)。ちなみに現時点での営業利益率は10%程度とまぁまぁというレベル。

財務面は自己資本比率53.4%と普通。自己資本は着実に積み上がっている。

有利子負債比率は11.2%。若干増加傾向だが全く悪くないレベル。

キャッシュフローは、2015年頃まではばらついていて危なっかしい感じだったが、現在はまずまず安定。

ちなみに四季報は23.3のPERは22倍程度まで下がると予想。

 


★2150 (株)ケアネット

株価(7/9)  7,370円

PER 54.7倍

 

概要

医師・製薬企業向け情報提供サービス会社。会員制の医療・医学情報サイト「CareNet.com」、臨床医学チャンネル「CareNeTV」、製薬企業向け医薬営業支援サービス「MRPlus」を提供。 

国内系製薬から需要旺盛、情報サイト通じた医薬営業支援が一段成長。

 

コメント

売上は20.12の5,000百万円に対して、22.12は10,000円と予想。

財務面も有利子負債はほぼゼロであり、全く問題なし。

 

保有銘柄であるエムスリーやメドピアの競合。売上規模としては、メドピアに近く、エス・エム・エスの6分の1ほど。

純利益は現在815百万円。ここが3倍くらいになれば株価は正当化されるが、中期構想では営業益100億円を目指すとしており、それが達成されると信じるならこの価格でも全然安い。あとはこのPERで買う勇気があるか。

 

 


★2160 ジーエヌアイグループ

 

株価(7/9)  2,030円

PER 118.8倍

 

概要

創薬企業グループ。肺、肝、腎疾患の線維症を中心に疾患研究、中国市場において肺疾患薬「アイスーリュイ」の製造・販売、アイスーリュイの追加適応症及び肝線維症治療薬の研究開発、医療機器の製造販売を営む。 

米国の人工骨は堅調。中国の特発性肺線維症薬は出足から想定超す伸び続く。 

 

コメント

売上伸び率は文句なし。利益率もITサービス企業ほどではないが、10%台の真ん中くらいとまずまず。

キャッシュフローは、営業CFが2017年までずっとマイナス、2018年にやっとプラスに転換してからはずっとプラス。

フリーCFは2019年度に初めてプラスになったばかり。

自己資本の増加に合わせて有利子負債も伸びているが、結果有利子負債比率は20%以下で推移。

四季報は会社予想に対して強気の予想、ということで直近2年くらいは相当伸びると予想。

創薬ベンチャーということで、中長期的には、開発中の薬がどうなるか次第というところがあり、

PER100倍レベルの株価で買いを入れるのは勇気がいる。

 


★2175 エス・エム・エス


株価(7/9)  3,290円

PER 54.3倍

 

概要
介護・医療情報提供会社。キャリア・介護・医療・ヘルスケア・シニアライフの特定事業領域で40を超えるサービス(人材紹介・求人広告・コミュニティ・情報提供)サイトを運営、看護師人材・介護職求人の最大手。

介護、医療人材紹介はコロナ影響長期化で前半中心に厳しい。  『カイポケ』が契約事業者数、有料オプションとも続伸。

 

コメント

21/3期は創業以来17期連続増収増益。22/3期は2桁増収増益予想。

財務面は、自己資本比率45.3%、有利子負債13,123百万円と若干の不安は残る。

キャッシュフローは営業CFがきれいに伸びており、財務CFのマイナスが増えつつ、フリーCFはプラスが続いているのでいい感じだと思う。

 

企業規模としてはまずまず大きく、介護+医療情報サービスを軸に事業的にも安定・成長できている感じ。

特に介護系に強みがあり、また子会社のMIMSグループを通じてアジア・オセアニア地区を中心に海外展開を図っており、まだ伸びしろはありそう。が、株価的には、PER50倍は悩ましい。外部要因で下げたタイミングを狙いたい。

 

 

★2374 セントケア・ホールディング

株価(7/9)  985円

PER 12.7倍

 

概要

ヘルスケア企業グループ。訪問介護、訪問入浴介護、居宅介護支援、訪問看護、デイサービスなどの高齢者介護サービスを全国規模で展開(拠点数551、2020年12月)。 

新規出店は看護系を中心に31(前期17)と再加速。施設系はデイサービスは回復鈍いが、小規模多機能関連は着実増。 

 

コメント

売上は21.3の実績で45,909百万円。

売上・営業利益がほぼ毎年同じペース(5~%)で伸び続けている。

人が動くビジネスなので、営業利益率が極端に良くなることはなさそう。21.3の実績では6%ほど。毎年それくらい。

財務面はやや悪い。自己資本比率46.8%。有利子負債比率も数年前までは100%を超える数字だったが、直近では50%まで低下しているのはプラス評価だが。。。

ということで、売上が着実に伸びている点は評価できるが。株価指標的にも高くはないが、、、あえてここを積極的に買う気にはならない。

 

 

★2385 総医研ホールディングス

株価(7/9)  435円

PER 12.6倍

 

概要

大阪大学医学部発のバイオ企業グループ。生体評価システム(評価試験、バイオマーカー開発、医薬臨床研究支援)、ヘルスケアサポート、化粧品・健康補助食品・機能性素材開発の各事業を営む。 

主柱に育った化粧品の中国越境ECは成長にやや陰り。機能性素材も上期で値上げ効果一巡。

 

コメント

バイオ企業と考えるとお値段お手頃かなと思いつつ、売上のメインは化粧品と健康補助食品・・・。

ここ2~3年の売上の伸びは素晴らしいが、これが今後も継続できる保証はない・・・。

財務面は文句なし。自己資本比率82%、有利子負債0。

 

そんなこんなで株価もPER12.6倍で落ち着いているのかな、と。

財務面は安定しているので、ここから買っても大きく下げる心配は少ないかも。

 


★2491 バリューコマース

株価(7/9)  3,050円

PER 32.8倍

 

概要

アフィリエイト広告会社、Zホールディングスの子会社。ECサイトを対象とした成果報酬型広告「アフィリエイト」、オンラインモール出店ストア向けの検索連動型広告「ストアマッチ」サービス等を提供。

成果報酬型広告は後半上向き小幅増。EC利用増、キャンペーン効果でヤフー出店者向けクリック課金広告、CRMツール拡大続く。

主要取引先はヤフー、GMOコマース、サイバーエージェント。

 

コメント

売上高は20.12で29,171百万円。10~20%程度の成長が続く。営業利益率は20%を超える。

自己資本比率66.3%、有利子負債はゼロ。

営業CFがきれいに伸びており、現金も積みあがっている。

ソフトバング傘下Zホールディングが大株主であり、財務面は問題なし。

 

競合のファンコミュニケーションズの売上が頭打ちなところをみると、アフィリエイト広告事業全てが伸びているわけではなさそうなので注意が必要だが、全体としてみれば、特にオンラインモール・ECサイトはまだまだ伸びる方向なので、ここの業績もまだまだ伸ばせそう。Zホールディング配下ということで、送客面にも期待。PERも競合の中ではやや高めの32.8倍。

ありよりのありなきがしないでもない。

 


★2815 アリアケジャパン

株価(7/9)  6,850円

PER 26.9倍

 

概要

業務用天然調味料メーカー。チキン・ポーク・ビーフなどのエキスを原料とする畜産系天然調味料(液体スープ/ラーメンスープ・ガラスープ、ブイヨン、液体・粉体調味料)と食品エキスの製造・販売。

巣ごもり背景に国内加工食品向けの液体調味料など高水準続く。

 

コメント

売上・営業利益は2019年度までは順調に伸びていたが、そこからは一服。

利益率は20%程度となかなか良い。

財務面は抜群。自己資本比率87.9%、有利子負債ゼロ。利益剰余金80,348百万。

コロナの影響は、内食向けはプラス、外食向けはマイナス、全体としてもマイナスという感じなので、最終的なコロナの収束を願いたい。

成長性ゼロと考えるとPER26倍はやや高めだと感じるが、財務面で安心感があり、業種としても安定している。コロナ収束後に多少なりとも成長に向かうと考えれば少し考えてもいいかも。

 


★2981 ランディックス

株価(7/9)  1925円

PER 8.4倍

 

概要

不動産テック企業。東京・城南エリアを中心に富裕層顧客向けの住宅用不動産売買・仲介、注文住宅マッチングサービスの提供、自社ポータルサイト「sumuzu」の運営を営む。

期初在庫は前期比4割増を確保。足元仕入れも順調。地盤の東京・城南エリア中心に住宅用地需要堅調。

 

コメント

売上は年20%弱程度の成長が続く。21年度のみ若干足踏み。

財務面は不動産業ではマシなほうか。自己資本比率53.4%。

キャッシュフローは、2021.3の営業CFがマイナス。

ロードスターキャピタルもそうだが、不動産業はほかの業種とは違うのでB/SとかCFとかは、会社の報告をみないと、よくわからない。ただ、興味はあるのでみてみたい。