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おはようございます、345です。

 

遅ればせながら四季夏号の気になる銘柄をみていきたいと思います。

おそらく全ての執筆が終わるのは1か月後、夏休みになってしまいそうですが、、、頑張ります。

 

まずは1000番台ですね。

 

(★は今回紹介する銘柄、◎は所有銘柄) 

★【1377】(株)サカタのタネ

【1381】(株)アクシーズ

★【1407】(株)ウエストホールディングス

【1414】ショーボンドホールディングス

★【1417】(株)ミライト・ホールディングス

★【1721】コムシスホールディングス

【1925】大和ハウス工業

★【1950】日本電設工業

 

 

では早速★印の企業を詳細にみていきましょう。

 

 

★【1377】(株)サカタのタネ

株価(7/2) 3,760円

PER 15.8倍

 

種苗会社、国内最大手の1社。「SAKATA」ブランドの園芸商材(野菜種子、花種子、球根、苗木、果樹の苗、農園芸資材)の研究・生産・仕入、国内外の種苗会社・生産者への卸売、量販店・直営園芸店への販売。

22年5月期は収益認識基準適用で売上目減り。中国や欧米でブロッコリーなど野菜種子増勢。

 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連18. 5 62,412 7,553 7,880 5,767 128.2 30
連19. 5 62,746 7,717 8,331 6,856 152.7 33
連20. 5 61,667 7,482 8,070 6,094 136.7 33
連21. 5予 67,500 8,800 9,200 6,900 154.7 33〜34
連22. 5予 65,000 9,100 9,500 9,200 206.3 34〜36

 

 

【財務】<連21.2> 百万円
総資産 127,841
自己資本 107,601
自己資本比率 84.2%
資本金 13,500
利益剰余金 89,459
有利子負債 3,254

 

 

コメント

業績は目覚ましいものではないが、順調に推移。営業利益率が10%を超えている点は評価。

ちなみににここもコーエーテクモのように毎年の経常利益が営業利益を上回っている(理由は不明・・・)。

 

自己資本比率は若干減少傾向ではあるがまだまだ80%台と高くコントロールされていると思う。

キャッシュフローも営業CFは毎年プラス、フリーCFも投資CFのマイナス分が響いた2018年を除いて基本プラス。

 

株価的には、(業種を考えると)PER25.8倍ということで思ったよりも高いな、という印象だが、

まあ前述した点などが評価されているのかと思う。

業界的に大きな変化があるのかよく分からないが、ほかの業界と比較すると穏やかなのか。

そう考えると、しばらくは売上・利益も安定的なのかなという気はする。

もう少し安値圏にあればさらに◎。

 

 

★【1407】(株)ウエストホールディングス

株価(7/2) 3,690円 

PER 31.0倍

 

太陽光発電グループ。再生可能エネルギー(公共・産業・住宅用太陽光発電システムの施工販売、環境対応型リフォーム)、省エネルギー(省エネ空調設備・LED照明の設計・施工)、電力(小売・売電)の各事業。 

電力小売りはコロナ影響で飲食業向け落ち込む。が、産業用請負は自家発電型取り込み順調増。 

 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連16. 8* 36,997 4,968 4,787 2,687 61.0 20.7
連17. 8* 32,753 2,679 2,317 1,500 35.1 17.8
連18. 8* 52,509 4,974 4,557 2,667 62.4 20.7
連19. 8* 63,904 5,864 5,425 3,632 85.6 26.6
連20. 8* 61,947 7,180 6,615 4,417 107.7 34.6
連21. 8予 82,000 9,600 9,100 6,050 148.7 50〜52
連22. 8予 88,000 10,500 10,000 6,600 162.2 52〜57
 
 
【財務】<連21.2> 百万円
総資産 80,418
自己資本 20,894
自己資本比率 26.0%
資本金 2,020
利益剰余金 21,321
有利子負債 45,127
 
 
コメント
売上、営業共に2014年頃に一旦ピークを迎え、2017年頃がボトム。そこから復活の流れ。
営業利益は四季報がかなり強気の予想。
 
有利子負債積み上がっており、有利子負債比率も200%越え。
ということで財務面少し注意が必要。
 
業種的には魚がたくさん泳いでいそうということで、PER31倍という感じなのかなと。
個人的には期待が高まりすぎているような気もする。
 

 

★【1417】(株)ミライト・ホールディングス

株価(7/2)  2,401円

PER 9.9倍

 

総合エンジニアリング&サービス会社。情報通信エンジニアリングを中心にNTT(通信設備)、マルチキャリア(モバイル)、環境・社会イノベーション(エネルギー・インフラ)、ICTソリューションの各事業。 

主力のNTT向けは光回線大型案件牽引。保守請負も堅調。

 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連17. 3 283,236 10,061 10,590 6,437 79.8 30
連18. 3 312,967 16,715 17,838 11,504 145.4 35
連19. 3 375,911 20,699 21,992 25,711 295.3 40
連20. 3 441,166 21,993 23,207 15,220 149.9 40
連21. 3 463,744 30,129 31,739 24,205 229.6 45
連22. 3予 475,000 31,000 32,500 21,500 212.0 50
連23. 3予 480,000 32,000 33,500 22,500 221.9 50〜55

 

 

【財務】<連21.3> 百万円
総資産 358,751
自己資本 226,388
自己資本比率 63.1%
資本金 7,000
利益剰余金 155,239
有利子負債 186
 
 
コメント
売上は(コムシス、協和エクシオに続く)業界3位。NTT主体として、テレコム系が販売先であり、この先も無難に売上を確保していきそう。
営業利益率は10%に満たないが、業界的にはこんなレベルかと。
 
財務面は自己資本比率63%、有利子負債比率も10%以下と問題なし。
ということでPER9.9倍は上位2社よりは少しお安め。配当も2.45%ついており買っても不安は少なそう。
 

 

★【1721】コムシスホールディングス

株価(7/2) 3,070円

PER 13.2倍

 

 

日本最大の情報通信建設会社。8統括事業会社で通信キャリア事業(NTT設備、NCC設備)における情報通信基盤構築(通信・携帯電話設備工事)を中心にITソリューション、社会システム事業を営む。 

主力のNTT工事は光回線大型案件で堅調増。

 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連17. 3 334,163 25,036 25,341 14,485 130.0 40
連18. 3 380,024 30,347 30,706 20,390 178.6 50
連19. 3 481,783 35,267 36,071 28,018 230.1 60
連20. 3 560,882 38,953 40,064 25,994 203.0 75
連21. 3 563,252 41,572 42,941 29,369 232.7 85
連22. 3予 590,000 44,500 45,000 29,500 235.9 95
連23. 3予 595,000 45,000 45,500 30,000 239.9 95〜105
 
 
【財務】<連21.3> 百万円
総資産 479,419
自己資本 327,555
自己資本比率 68.3%
資本金 10,000
利益剰余金 260,846
有利子負債 5,605
 
 
コメント
こちらも業績面は前述したミライトと同じような印象。財務面も同様に。
若干有利子負債が増えているが、資本全体からみれば全く問題ない。
ということで、業界トップを買うならこちら。配当もこちらは3%とちょっといい。

 

 

 

★【1950】日本電設工業

株価(7/2) 1,859円

PER 23.8倍

 

 

鉄道電気設備工事会社、JR東日本系列、通称NDK。新幹線・鉄道・地下鉄・リニアメトロ・モノレール・路面電車など全国の鉄道電気設備工事(国内トップ)の請負が主力。 

期初受注残は前期比1・9%減の1724億円と潤沢。が、JR東日本など鉄道工事の受注価格厳しい。

 

 

【業績】 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連17. 3 172,165 13,811 14,723 9,126 148.5 27
連18. 3 178,938 14,874 16,673 10,813 175.9 33
連19. 3 182,464 14,851 15,826 9,823 159.8 35
連20. 3 198,244 16,495 17,680 11,274 183.4 37
連21. 3 195,695 14,188 15,390 9,546 155.3 37
連22. 3予 166,200 5,900 7,000 4,800 78.1 31
連23. 3予 180,000 10,000 11,000 6,500 105.7 31〜35
 
 
【財務】<連21.3> 百万円
総資産 265,657
自己資本 171,539
自己資本比率 64.6%
資本金 8,494
利益剰余金 142,462
有利子負債 100
 
 
コメント
鉄道工事トップ。コロナ禍の影響を間接的に受けているためか、今期の売上・営業利益は大きく凹みそう。
 
財務面は自己資本比率64.6%であるが、有利子負債比率は1%程度と低く問題ない。

この先大きく売上・利益率が伸びるイメージが持てないが、無くなる仕事ではないと思う。

 

株価的には、PERは来期の利益予想が減った数値がベースになっていて23倍とかになっている。

(昨年度までの)平常運転時の利益でみても13倍程度。ということで、もっとお安い時を狙いたい。

 

 

 

まとめ

1000番台終わりました。
個人的に、将来こうなりそうだな~とか未来を想像しながら銘柄を選定するのが好きなので、
1000番台の堅めな企業・業種というのはそこまで惹かれるものではありません。
 
が、一方で通信設備や鉄道工事など将来的にも確実に残っていく業種ではあるし、ITサービスのように外資が突然席巻してしまうようなものではないので、そういう意味では守備的要員として、保有しておくもの悪くないとは思いました。
 
あとは、こういう地味な業種であればより安定的な業界トップレベルの企業を買っておくのが無難な気がします。
ということで、この中ですと・・・、うーん・・・、サカタのタネ、コムシスあたりが候補でしょうかね。