こんばんは、345です。
ついに四季報新春号の銘柄ピックアップも最後の1000番台まできました。
1000番台って私好みのやつは少ないんですが、とりあえず気になったのは以下です。
1381 アクシーズ 高利益率、好財務
1414 ショーボンドホールディングス 高利益率、好財務
1723 日本電技 成長性・利益率・配当・財務まずまず
1835 東鉄工業 成長性・利益率・配当・財務まずまず
1928 積水ハウス 高配当、優待株
1959 九電工 成長性・利益率・配当・財務まずまず
数が少ないので一つずつみていきましょう。
1381 アクシーズ 高利益率、好財務
鶏肉国内大手。ケンタッキーと食肉卸向けが柱。
売上高は毎年1%くらいずつ伸長。
<21.6予>の売上高20.000百万、営業利益2,850百万。営業利益率は14.25%となかなか良い。
自己資本比率は85.5%、有利子負債もわずか(36百万)。好財務。
配当も2.72%、配当性向も23.8%と問題なし。
ケンタッキー関連の売上割合がどれくらいかわからないが、少なくともケンタッキー自体はコロナ禍で好調。
ITなどが進歩しても突然人々が鶏肉食べるのをやめることはないし(フェイクミートが伸びるかもだけど・・・)、今後も安定的な経営が続くと思われる。
優待もあるが、500株必要(160万以上必要)なので優待銘柄としては微妙か。
出典:https://www.kfc.co.jp/menu/detail/?menu_id=1
1414 ショーボンドホールディングス 高利益率、好財務
橋梁、道路などのインフラ補修工事の専業。
売上、営業利益は毎年5~10%の伸び。
<21.6予>売上高 71,700百万、営業利益13,400百万。営業利益は18.7%といい数字。
自己資本比率は82.9%、有利子負債ゼロと好財務。
配当はやや少なめの1.61%
ここも、今後もインフラ補修は続くはずだし、いきなり海外の企業が参入するようなこともないだろうし、それなりに濠は築けているとおもう。
1723 日本電技 成長性・利益率・配当・財務まずまず
ビル空調計装工事の大手。
売上高と営業利益は毎年5%程度の伸び
<21.3予>売上高32,000百万、営業利益4,200百万。営業利益率は13%とまずまず、悪くない数字。
自己資本比率は72,1%、有利子負債ゼロとこれも悪くない。
予想配当利回りも2.88%、配当性向も30%とこれも悪くない。
それぞれの業績が平均点以上、なのに本日時点の株価(3985円@2021.02.01)でPERは10.89倍とお安め価格。
大型案件のあり・なしで山谷があるかもしれないが、中期的にみれば安定的とみる。
1835 東鉄工業 成長性・利益率・配当・財務まずまず
線路の維持補修や駅舎などの鉄道工事に強い。
売上高、利益率ともに横ばいか微増。
<21.3予>売上高140,000百万、営業利益12,600百万。営業利益率は10%弱とまずまず。
自己資本比率は68.7%、有利子負債ゼロ。
配当は2.69%、配当性向は30%とこちらもまずまず。
線路の補修維持も当分なくならないと思う。
売上高、営業利益が微増としても成長しているのもすごい。
JRが受注元になるため、JRの経営状態が心配にはなるが、補修維持費を安易に削る、つまりここへの発注を絞ることはしないと思う。
1928 積水ハウス 高配当、優待株
ハウスメーカーの雄。売上高2.4兆円企業。
売上高はコロナショック前までは伸ばしていたが、若干ここで足踏み。
<21.1予>の売上高2,415,000百万、営業利益175,000百万。
自己資本比率は49.4%、有利子負債は571,387百万。財務状況としてはこの業界ではマシなほうか。
予想配当利回りは4.24%、配当性向は49%。頑張ってる感あるが、まあ大丈夫か。
コロナ禍による戸建て住宅の需要がどこまで深刻なのかをしっかりを見極めないと判断が難しい。
とはいえ、コロナが永遠にこのレベルに留まることはないので、いずれ回復するとみれば、買っても特に問題ないかと。
1959 九電工 成長性・利益率・配当・財務まずまず
九電向け配電線工事がメイン(といいつつ依存度は2割程度)。九州本拠に首都圏にも展開。
売上および利益はコロナ前までは5%程度で伸びていた。
<21.3予>売上高413,000百万、営業利益32,000百万。営業利益率は10%にはすこし満たないが、悪化傾向ではない。
自己資本比率は59.5%、有利子負債13,356百万と普通。
予想配当利回りは3.29%、配当性向も31.5%といいバランス。
PERは現在の株価(3315円@2021.2.1)で10.44倍ということで、買っても悪くはないか。
ここからの成長性はあまりないとは思うが、株価含めて全体としてバランスはとれている印象。
とはいえ、積極的に買うほどのこともないか。
まとめ
これまでいろいろ挙げてきた銘柄と比較すると、PERとしては常識的なものが多かった気がします。
が、裏を返せば、市場の評価もその程度であるかと。
ただ、食肉やインフラ系など社会に必要な業種ではあるし、この数年先も大きな変化は起きないかなとも思う(食肉に関しては、むしろビヨンドミートなどのフェイクミート系の影響がすこしだけ気になりますが・・・)ので、余力があればどれか買ってみてもいいかな、という感じでした。
さて、これで四季報新春号のピックアップが終わりました。
改めて、これまで挙げたものを眺めてみて、よさそうなものは仕込んでいきたい
・・・ところなんですが、軍資金がそろそろ尽きてきました。。。orz...