ブッダは霊魂が有るとか無いとかいう事に関してそういう質問には無記として答えなかったが、 死後は修行すれば心意識が善道にと涅槃経では言われる。  今世でも悪行を重ねれば、当然心意識は悪道に落ちるという事でしょう。  心意識=霊体の魂 とした方が、わかりやすい。  

 

仏教宗派の中には霊を否定する宗派があるが、死後に引導を渡したり葬儀をしたり、誰の為に供養をするのか?  供養とは死後の世界の者もこの世の者も供に養うという意味です。 

なんでもかんでも霊の性にするなどは、仏法にはないが、 坊さんは基本的な事を、しっかり答えなくては、仏法が衰退する。  

 

 西方浄土に往生する? 地球は自転している、西方とはどこ?  何が往生するのか? 霊体の心意識でないのなら、つじつまが合わない。 

 


「一切の男子女人の初始生の時には、皆、鬼神あり。随逐擁護(ずいちくようご)す。もし其の死する時には、彼の守護鬼その精気を摂(と)る。」(長阿含経巻第二十・国訳一切経阿含部7・427頁)とある。 

 


『華厳経巻第四十四・入法界品第三十四之一』にも、
「人の生に従ひて二種の天有り、常に従って侍衛(じえい)せり。一には同生と曰ひ、二には同名と曰ふ。

 

誰にでも守護霊がいるならば悪人でも守護霊は守るのか? という問題が生じる。

 

『世記経』の経典には 「一切の男女に善鬼神が生まれたときより隨逐守護している。しかし、善法を修行し十善業を具する者は多くの神護を受けられるが、悪行邪見の者は強い多くの守護を受けられない」と云う教示があります。 

 

人としてこの世に生じる事は、奇跡ともいうべきことと、経典には出てくる。  魂の修行(業)は肉体を持っている不便なときにしかできない。

大事な一生。  殺人はなぜ悪いのか? 人として生じるのは、奇跡に近いといわれる、せっかくこの世に出で修行しているのに、それを自分が気に食わないからと断ち切ってしまう事は最大の悪行になる。

 

命に合掌