鬼滅の刃を見る人が増えている。 登場してくる鬼は元人間で、それぞれに1人の人間としての過去があったという想定で、このことが多くの人たちが共感出来る処かもしれません。 この娑婆世界で餓鬼道に居るものは、そのままあの世で、餓鬼として彷徨う人もいるのかも?
夜叉とは
鬼面を持ち、刀などの武器を携えて描かれることの多い神話上の生物。
発祥はインド神話で、男性はヤクシャ、女性はヤクシニーと呼ばれる。
インド神話においては、残虐かつ暴力的な悪鬼として扱われていたが、仏教に帰依してからは、法や宝物を守護し人々に恩恵を与える守護神になり、また八部衆の一員にも数えられている。
創作においても妖怪の一種として描かれたり、練達の戦士への称号として夜叉の名を付されることがある。
法華経ではお釈迦様に仏教を守る人たちの守護神として誓いを立てるのが十羅刹女で鬼子母神として、祀るお寺がおおく、子育ての神様として信仰を集めているようです。 昔話でも鬼が登場することが多くあるが、なんとなく、憎めない鬼の話が多い。 鬼が伝えてくれるのが、魂です。 法華信仰では節分で言われるような鬼は外という言葉はありません。 福は内ばかりです。 鬼子母神様を祀っているからかもしれない。 鬼子母神も鬼のような形相から優しい鬼子母神の姿までいろいろです。
良い事もするが、縁があれば悪行をしてしまうのが、人間です。 弱い自身の心の中に、閻魔様の獄卒の鬼に住んで頂き、時には叱ってもらう方が、この世で、悪行を重ねないですむ。 魂は鬼が伝えてくれる。 死んだら何もかも無くなり、消えてなくなるという教えは仏法には
ありません。
「若し、善男子善女人の能く身、口、意業を修治する有らん。捨命の時、親族有りて其の尸骸を取りて或いは火を以て焼き、或いは大水に投じ、或いは塚間に棄て、狐狼禽獣競うて共に食啖すと雖も、然も心意識即ち善道に生ず。而してこの心法、実は去来無く亦至る所無し。直ちに是れ前後相似相続して相貌異ならず。是の如きの言、即ち是れ如来秘密の教なり。
涅槃経
身、口、意業を修治
命に合掌
