を体験された人は、案外多くおられると思う。多くの仏教宗派では中有身という霊的存在は大方49日のころまで
この世にとどまり、七日事に神仏の裁判が行われ、そこから、黄泉に旅立つという教えがある。
死んで焼かれても、私たち肉体を着込んで生じている者と、同じ五陰和合、因縁所成の仮我だから、私は中有身も意識があると思っています。
私は霊能には全く疎い方ですが、中有身の存在を認めざるを得ないことがありました。 20年前くらいになりますが、友人に、奥さんの弟を使って欲しいと頼まれ、社員Aさんとして、働いていました。 5年くらいたったある日友人からAさんの事知っている? と電話があり、最近少し元気がないと感じてはいたが、どうしたのか、聞きました。 現在Aさんが借りている家で、大きな音がして、原因がわからないと、悩んでいるとの話でした。 早速Aさんに電話をしました。
一軒屋ですが、2階もあります。 2階に上がる階段付近から、ドンという大きな音が、毎日聞かされ、一月以上も続いている。 階段の下の押し入れにも、2階にも音を出すようなものもなく、家の外を見ても音が出るようなものは見当たらないとの事でしたが、その電話中、ドンという、私もびっくりするような、大きな音が聞こえてきました。 この音だという事でした。
私は霊的な現象だと思い、知り合いのお坊さんに電話をしました。 後で調べておくとの事で、夜に返事がありました。
何でも、熱病みたいなもので、亡くなられた子供の霊だと言われました。 早速Aさんにそのことを話したら,自分の家からはそのような子供はいないという事で、電話は切れましたが、あとから、電話があり、実は兄貴の家に該当する子がいたという事を知らせてきました。 どういう亡くなり方をしたのかとと聞きました。 兄貴夫婦は川崎でお肉屋さんを営んでいて
忙しく、2階の押し入れに寝かせているときに亡くなってしまったという事です。 すぐにそれだと思い、お寺に電話をし、どうしたら良いかを聞きました。 牛乳と柔らかいカステラのようなお菓子を21日間供えてあげるように、寺でも供養をしておくからと事でした。 早速Aさんに伝えました。 その日から、音はなくなりました。 この話を兄貴夫婦にしたら、ちゃんと法事はしてきたという事で受け付けなかったようです。 後に夫婦は自動車事故を起こし、母親は亡くなってしまいました。
亡くなってから、お肉屋さんのシャッター前で、幽霊を見たという人もいたようです。
ポルターガイスト現象 霊は自分の気持ちを分かってもらいたいから、訴えている。 口があるわけではない、気という波動体のエネルギーみたいなことなのだろう。 必ずしも49日で黄泉の国に行くわけではないという事を知りました。
死ぬ直前の思いは、ありがとうの言葉で終わりたいと思う。
