テレビで言ってた

今夜は月が大きく光る

大袈裟なくらいに備えたら

手を繋いでもいいかい


噂で聴いたの

争いはなくならないこと

痛みもいつか癒やされて

君が優しくなる


少し照れた表情で

はにかんで笑っていた

間違いなく夜は僕らのものだった

ほとぼりが冷めるまで

この夜が終わるまで

それまでは傍にいて


訳も知らずに

君を傷つけてしまった夜も

心はいつも此処にあることを覚えていて


抱き合って泣いていた

悲しくって泣いていた

君の涙は僕の胸に沁みて

もうきっとこれからは

隣にはいないけど

この先も生きていける