前ぶれもなく急に、数年前遊びに行ったサンフランシスコのアシカの佇まいを思い出した。
のんびりとぶぇーって鳴いてみたりしては、とにかく寝ていたアシカ達。
アシカの英語はsea lion。由来は知らないけれど、可愛く見えて実は凶暴ですみたいな感じだろうか。
彼らは魚をたくさん食べる。
意味や由来よりも、動物園のライオンだっていつも寝ているから、それかも。
寝ているライオンはおっきな猫に見えるけど。
アシカも猫みたいに丸まって寝てるからsea catでもいいのに、sea catといえば魚かミサイルの名前だ。
どこか別の場所へ行きたい
ということについて、ソファにぐったりしながら考えている最中だった。
モヤの先に見えるアルカトラズ島や壮大なゴールデンゲートブリッジ、フルハウスの家並みのあるアラモスクエア、坂道が多くてとにかくピザが美味い。
建築がかっこいい。
↑ここのピザが1番。うますぎて翌日も行った。
フィッシャーマンズワーフという港ではクラムチャウダーが美味しくて、すこし酸っぱめのカニ型のパンと一緒に食べたのだった。
春すぎなのに寒くて、San Francisco と胸に書かれた赤いフリースを買ったりもした。今でもまだ捨てられずにいる。
その港の先にアシカの大群がいた。
餌付けされているのだろう、マップ上にもアシカがいた。湘南のトンビか、大島のキョンか、奈良の鹿みたいなものだ。そんな感じで観光スポットになっていた。
そのアシカの事を思い出したのだ。
僕はあのアシカを好きだと思わなかったし、可愛い!ともならなかった。水族館で見る方が近いし可愛らしい。
サンフランシスコのアシカは遠くて寒くて臭くて、天気は良くなくて、パンは酸っぱいし、感動の体験ではなかったけど、その積み重ねが赤いフリースと一緒に強烈な記憶として残っている。
なんでもなかったアシカなんだけど、もちろんまた会いたいのだ。
あの佇まいをまたこの目で見て、あいつらやる気ねぇなって言って、さみーさみーってまた別のフリースを買いたい。
実はこのブログのトップ画こそ、そんなサンフランシスコの1シーンなのです。
書き出したらキリがないので、
また改めて思い出旅行記、書きますね。