暑くなってきて、小さな汗疹ができた。
昔から汗疹と戦っている気がする。
汗疹ができると当然掻いてしまう。
赤くヒリヒリ痺れる。
汗疹の薬買おうってなるけど掻いてしまう。
こちら、薬塗ってるどころの汗ではない。

これからまたエアコンの無いあの現場に戻り僕は床を作りに行く。
室温は40度を超えている。

今仕事の案件数はありがたいことに14件もあり、一刻も早く図面を描かなくてはならないのに、
それよりも一刻はやく、あの床を完成させなければならない。
友達のために。


家には、5月、ようやく思い立ってエアコンを買った。
家に2台買って、新事務所の方に4台買ったので、今年はエアコンライフを楽しもうと思っている。
ちなみにものすごくお金がかかった。


案外エアコンなどなくても、4年間も夏は乗り切れた。
安藤忠雄の精神を知りたかったのもある。
原初的な生活とはなんだろう、
建築の必要性はどこだろう、
そのことを身を以て知りたくて倉庫に住んだのだ。
だから扇風機を駆使すればなんとか、なんとか、
なんとかなってきた。

しかし、エアコンの快適さといったら尋常じゃないね。空気が綺麗だし、一瞬で冷える。
当たり前なんだけど、僕にとってはそれがとても衝撃だった。

エアコンの仕組みは理解できている。
取り付けも問題なくできるし、フレアツールも持っている、ポンプダウンも問題ない。
でも、儲かると言われるエアコン取付業をそれでもやろうと思ったことがないのは、
エアコンというもの自体がどこか古臭く、邪魔なものに思えてしまうからかも。
悪魔に手を貸すようでなんか嫌なのかも、でもその悪魔すごく快適というジレンマ。
いや、デザイン以外基本的にやる気はない。


日本のエアコンはとにかくダサい。
最近になってようやく、カラーリング展開や形へのこだわりが、むかーしのエアコンくらいスタイリッシュになってはきたけど、それでもまだまだと思う。仕組み的には作れる気がするけど、、。
いつかデザインさせてほしい。そのために頑張ろ。


最近、とある銭湯の設計をしている中で、勉強として色んな銭湯に行くことが増えた。
幸い、近所にはまだ生き残っている銭湯がチラホラある。

今日は必ず銭湯にいこう。
新品の白いTシャツと新品のパンツを持っていき、思いっきり汗を流して汗疹を撫でた後、
湯上りにはオロナミンCを飲む。


総じて、夏が好き

あっちぃーねえって言いながら着直してすぐペタペタのワイシャツ越しに、デオドランドシートで体を拭いた部活帰りを思い出す

江ノ電沿いで、
隣では友達がBUMP OF CHICKENのハルジオンを歌ってた、あの光景

暑いのが嬉しい
アイスが食べたくなる
汗疹も愛しい夏の一部でしょう
思い出はいつも夏にある

では、行ってきます。