僕が音楽を始めたのは高校からで、当時はまさか自分がこれでメシを食っていく人生になるだなんて思いもしませんでした。
でも、よくよく考えると自分がこうなる運命はもしかすると、音楽を始めた時に決まっていたのかもなんて思います。
それはセンスがあるとかそういうのじゃありません。その証拠に高校時代の吹奏楽部では万年二軍。150人以上いる、当時そこそこ強豪の吹奏楽部のひとつだったのですが、引退するまで1軍(吹奏楽部ではA部)のバンドに乗ることはありませんでした。
部活尽くしで過ごした高校3年間ではなんと部活の顧問が立て続けに変わって、3人の顧問の先生を経験しました。
当然、部活の方針も雰囲気もコロコロ変わります。
公立高校の部活の顧問というのは、たまたま赴任してきた音楽の先生が無償でやるわけですから、やりたく無いけど仕方なくやる先生もいるはずです。
ところがうちの高校は公立にも関わらず、3人のタイプの違う熱血先生に指導して貰えたのです!
1人目の先生は超熱血カリスマ的な方で、ジャンルを問わず音楽大好き、昼休みは音楽室に集合して吹奏楽部なのにJフュージョンやビッグバンドの映像を鑑賞しながら食べるっていう徹底ぶり。
挙げ句の果てには、僕に青木智仁さんの教則ビデオを貸してくれて、これ見て練習してこいって…
お陰様で始めて数ヶ月で完全にベースに目覚めました!
でもその先生は1年目で異動になってしまいます。
続いて来た後任の先生は無類のクラシックマニア。娘さんはヨーロッパのプロオケで活躍するってレベルで、昼休みの時間は音楽室に集合させてウィーンフィルの映像を見ながら昼食を取らせる徹底ぶり!
吹奏楽って、管楽器だから交響曲とかほとんどやらないのですが、この先生はガンガン交響曲とかやって、クラシックの面白さを教えてくれました。
でも2人目の先生は年齢が高かったこともあり、身体を壊して部活を続けられなくなってしまい…3人目の先生がやってきます。
3人目の先生は超強豪校からやってきた有名な先生。自身もユーフォニアム奏者として活躍している方で、部活を全国大会に導くべく熱血指導。この先生はすごく音楽的に深い指導をしてくれたような気がします。バンドのサウンドが格段に良くなるような、的確で深い指導でした。
3人目の先生もすぐ異動してしまいましたが、異動先の部活で、僕を講師として呼んでくれたこともあります。
そんなワケで、高校時代にこれだけ色々なタイプの先生に指導して貰えたから、今の自分があるのかななんて思った早起きの朝でしたw
懐かしい。。。