横山大観(ヨコヤマタイカン)
1868年11月2日〜1958年2月26日
近代日本画の巨匠として知られる横山大観。
中でも富士山が題材にした数々の名画が有名。
他の画家達も描いているが、"大観といえば富士"
と言われるほどで、今なお人気が続いている。
明治、大正、昭和と激動の時代を生き、近代日本画の発展へと一生を捧げた。
なかでも、輪郭選を描かずに色彩のぼかしや重ねによって空気や光を表現する「朦朧体」と呼ばれる表現を生み出した。
日本の気象風土の特徴である湿潤な空間を表現しようとした新しい試みだった。
しかし当時の評判は悪く、批評家たちから悪意と嘲罵をもって
「朦朧体」、または「縹渺体」と評された。
代表作
1940年、自らの画業50年と、皇紀2600年を記念して描いた『海に因む十題・山に因む十題』
1897年、禅の悟りの境地を童子を題材にする事で、
子の姿から純粋で無心さを描いた『無我』
1908年、画壇から常に誹謗されていていた朦朧体から次のフェーズへの移行期で、朦朧体とは違う手法を模索していた様子のわかる『白衣観音』
1923年、言葉の意味は、すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていく。重要文化財に指定されていて、一般公開をしたその日に関東大震災が起きた『生々流転』
1931年、ビビットな家色の紅葉に、群青の流水と白金泥の漣を加えた秋が描かれ、重要文化財に指定されている『紅葉』