🇮🇳*バラモンの息子**シッダールタは
親友ゴーヴィンダとともに身分を捨てて
苦行者たちに加わり、巡礼の旅に出る
*バラモンとは司祭階級のこと
**解脱者ブッダとは別の人物です
ヘッセ?あの『車輪の下』のヘッセが?
仏教についての本を![]()
面白いのか、どれだけ辛気くさいのか(失礼
)最近、原始仏教に興味があるので、読んでみることにしました。光文社古典新訳文庫です。
訳者さんは『犯罪』(シーラッハ)で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」で第1位を受賞しておられるそうです。とても読みやすい日本語です。
こちらは新潮文庫の表紙
こっちの方がインドっぽいかな
感想![]()
久しぶりに「買って手元に置こうかな」と思うほど「イイ」でした![]()
何がイイかというと、このシッダールタが迷いながら、悲しみながら、壁にぶち当たってフラフラしながら進んでいくのが、とても良かった![]()
シッダールタはバラモンで (裕福![]()
)
両親に愛され![]()
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見目麗しく
頭脳明晰![]()
敬愛と忠誠を捧げてくれる友もいる。
と、欠ける点のない愛され男子です。
にも関わらず、彼は虚しいのです。
頭が良すぎて、わかってしまう。
愛する父、師匠、賢者と共にいても
ここにいる誰からも
自分の魂の渇きを
満たすものは得られない![]()
ということで、身分を捨て家を捨てて、苦行者の人々に加わります。同じバラモンである親友も一緒に家を出ます。
その後、苦行は悟りへの道ではないとわかってしまい
覚者ゴータマ・ブッダの元に行きます。
このブッダの描写が素晴らしい![]()
こんな人に会ってみたい
と思わせます。
やがて、ブッダからも離れていくのですが、この場面も静かな煌めきに満ちています![]()
やるやん、ヘッセ
いや酒寄さんか?
その後、急展開。
美しい遊女と出逢い、彼女と
快楽に満ちた時間を過ごしながら
商売をして大儲けし、賭博に遊んで
物欲、所有、富の虜となって![]()
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何年もそうして暮らしたあとに
「遊び」と訣別する日がきます。
ある種の覚醒をして
意気揚々と歩き出したシッダールタ。
初めて触れた世俗の欲望に
いきなりどっぷり浸かっていきました。
頭の良い美男子で修行もしているので
何をやっても上手くいっちゃった。
でも、それは彼を満たすものでは
ありませんでした。もちろん。
さてさて、この後にも
まだ、ひと山ふた山あります。
別れた親友との再会や
思いがけない人物の登場
新たな苦しみなどを経て
最後は、また美しい光景です。
何度も読み返したくなる
読み返す価値のある言葉です。
シッダールタの言葉あれこれ
この方、このブッダは、小指の動きに
至るまで真実だった。
わたしはこう考えるのです、世尊ーー
教えによって解脱できる者はいないのだ、と!
魔法など、だれにでもできることです〜〜考えて、待ち、断食さえできるなら。
なにものも過去にはなく、なにものも未来にはない。すべてが今ここに存在しているのです。
どの石もブラフマンだ。だが同時に石なんだ。
なんのこっちゃ、でもあり
尊い真実でもあり![]()
〜〜〜〜〜
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