ブラック病院 | 国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

国家資格3(社労士、行政書士、社会福祉士)つをもて余している私の社会保障・労働問題考察

3つの国家試験合格者(登録をしていない)が語る社会保険や社会保障に関する考察,労働問題に加え、日々思うことを適当に語ります

こんにちは。友人の妹がとある大学病院に4月から就職したのですが、話を聴くとブラックなのです。職種は看護師ではなく他の医療系とのことですが、本来の始業時間は8時からのところ、検査等に使う機械の起動及び調整の為、新人で慣れていない事もあり7時には出勤をしているそうです。そして、終業時間は17時ですが、後片付け、形式的には自主的である勉強や研修なりで結局20時位まで残っているのです。1日の労働時間からしても長時間に渡りますが、何より残業代は一切出ないとのことです。その理由はまだ新人であり、6月からは出るとの話だそうです。新人だから何かと労基法を無視するのは典型的ですが、そもそも6月からは出るとの話には私は懐疑的です。始業前の準備、終業後の片付け等は労働時間としない典型ですし、自主的な勉強や研修は実態的には強制でも、自主性を悪用するのも典型的な手口です。
私見ですが、診療や検査等医療行為の結果、時間外労働となれば残業代が支払われる様な気はしますが、上記に示した典型例はやはり、6月になっても支払われないでしょう。通常は始業から終業の時間内で全ての業務が完結するよう計画する所、当初から始業外、終業外に行う事になっている場合には往々として労働時間としない傾向が強いと感じます。
それにしても、大学病院にてこの様な違法行為が平然と行われていること自体、誠に由々しき事態であり、早急な是正が求められます。