人物の名称などに関しては
（わたし自身のネーミングセンスの関係で）
そのまま使いますが、
基本的には
「ランフィード=わたし自身」
「ガストン=聞き役」
だと思っていただいて結構です。
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ランフィード（以下ラン）：
悪いがちょっと話に付き合ってくれ。
観劇してて気が付いた話なんだが、
二股掛けたりする男に関して、
持論が出てきたんで整理したい。
物語によく登場するんだけど、
二股掛けといて修羅場が無いというか、
どういう訳か女性の方が諦めきれない
そういうケースってあるだろ？
ガストン（以下ガス）：
確かにあるけど……
その話をして大丈夫か？
喧嘩腰のパターンになる持論じゃ？
そこが心配なんだが……
ラン：
結論を先に言うと『男に悪気が無い』
だから諦めきれないって話になる。
それを説明していくと、
ある種の自己中にも見えるんだが、
空気が読めるというか、
要領が良いから修羅場を回避できる
そういう結論になると思う。
だから自己中だったとしても、
それが問題として表面化しないで、
別の問題が表面化しちまうんだ。
大抵は目先の話しか見てないから、
長期的な話が出来なかったり、
コロコロと意見が変わったりするんだ。
最近はともかく、
過去の俺が優柔不断な時期があったが
アレもこのタイプの亜種だ。
自己中というよりも……
優柔不断で話をした方が良いカモ？
ケンカ腰になるというよりも、
俺自身の反省点も多分にあるんだ。
現在進行形の話で言うと、
演者さんの応援の仕方もそうだ。
俺のスタイルはDD（誰でも大好き）で
特定の演者さんに絞ってない。
ガス：
自己中とか優柔不断か。
お前自身が該当してるというのなら
そりゃ喧嘩じゃないけど、
何だってそんな話をするんだ？
ラン：
ん～……すごく身近に問題児が居る。
具体的には俺のお袋と弟。
それが整理できるようになった。
だから、順に話を整理したいんだ。
あと、オマケにはなるんだが、
恋バナを扱う演目だと、
感情移入が発生しやすいから、
そっちの方の整理もある。
お袋や弟の話は俺が理解できれば
ワザワザ持論を確立しなくても
対処法だけは判るから良いんだけど
観劇の感情移入が激しくなると
寝不足に陥るからねぇ（笑）
アウトプットしておかないと、
モヤモヤが残りやすいから……
それを処理が主目的だな。
ガス：
そういう話か……
じゃぁ家族の話はすっ飛ばして、
二股掛けるような男の話か？
共通点も気になるところだが、
お前の家族って浮気の心配あるか？
ラン：
浮気の心配は無いけど、
別の形で共通した問題がある。
『目先の話しかできない』ってね。
悪意を持ってると話が変わるが、
二股掛けるのに悪意のない輩が居る。
そういう人物の場合は、
浮気の定義を明文化しておかないと
軽い気持ちで本命以外の女性に
アプローチを掛けたりするんだよ。
そう云う人達って、多分だけど……
浮気の定義が今の俺と同じかも？
『妊娠させなきゃ無問題』だから
デートに誘うくらいは許容範囲。
俺の場合は交際相手が確定したら
相手と事前に話し合って、
場合によってはもっと狭めるけど、
それをせずに肉体関係を持つ人が居る。
それでも罪悪感が無いのか疑問だが、
ある意味、欲望に忠実というか、
我慢が出来ないというか……
浮気に全く罪悪感が無い人が居るなら、
そういう状態だと思うよ。
ガス：
ぶっちゃけたなぁ……
でも、お前ってそんなに酷かったか？
罪悪感が無いっていうけど、
昔のお前は踏み込めないケースの方が
圧倒的に多かった気がするんだが？
ラン：
あぁ……俺のケースで話をするか。
『罪悪感が発生しない様にしてる』
コレが先に有るんだ。
浮気の定義を明言してるのも、
俺の判断基準がブレずに固定すると
初めから許容範囲が広くなる。
だけど、コレを後出しで言うと、
確実に問題になるのが判ってるから
事前に宣言しておいて、
問題になる前に話し合いの場を用意。
そうしたい考えが働いてるし、
演者さんの応援に関しては、
金が無制限にある訳でもないし、
身体も一つしかない訳で、
その時の気分とか状況次第で、
興味を引く内容が変わったりする。
だからDDスタイルを崩せない。
その反面で、
予約を確定させたらキャンセルは
よほどのことが無きゃしない。
昔は絶対参加って言ってたが、
コロナウィルスが流行してから、
絶対と言えなくなった。
最近は色々と持病もあるしな（汗）
ガス：
ぉ……ぉぅ。
でも、お前の応援スタイルって
何か問題が起きてるか？
ラン：
表面化してないだけで問題はある。
固定ファンの人はDD的に動いても
最優先する演者さんが決まってるから
演者さん目線で見ても判りやすいが、
俺のは完全な浮動票なんだよ。
だから集客の予測が立たん。
それを少しでも緩和するのに
情報をできるだけオープンにしてるが
確定するまでは胃が痛いカモよ？
中学くらいの話をすると、
誰か一人に絞り切れなかったから、
結局誰に対しても告白せずに、
友達で恋人未満のままの状態だった。
仲は良くなったんだけど、
優柔不断というか一人に絞れない。
そういう状態なんだよね。
ガス：
あ～……そういう問題か。
でも、お前目線じゃないだろ？
それってお前の問題か？
優柔不断は確かにあるんだが、
それでお前自身が困ってるか？
ラン：
ココで関係ないって言うと、
自己中だと『俺は判断』する。
なんでかって言うと、
『俺の優柔不断が原因で』
相手が胃の痛む思いをする訳で、
俺が困らないからと放置したら……
それは他人の迷惑を顧みない人だ。
そういう見方はできんかね？
だから『自己中と判断する』と
そういう意見になるんだ。
目先の話だとか、自分の目線だけで
話をする人が陥りやすい話で、
気が付いてないだけで悪意はない。
だから厳密に言うと自己中じゃなくて
別の表現をするべきと思うが、
適当な言葉が思いつかんのだよ？
ガス：
そういう話か……
確かに自己中とも言えるな。
だけど気が付いてないのなら、
気が付くようにしたら解決するか？
ラン：
知らん。
俺の場合は自覚すると罪悪感が出るが
罪悪感が出る前に拒絶反応が出たり、
パニック症状を起こすのも居る。
コレが俺の家族のケースなんだがね。
罪悪感を正常に処理できないから、
逆上されたり破壊衝動とかパニックで
コントロール不能の状態に陥って、
パニックに対して周囲がなだめると、
悪い方に学習能力が働くんだよ。
『パニックを起こせば解決する』と。
で……最初の話題に戻るが、
『二股する様な男性』の場合、
本気で一夫多妻を考えてるような、
度を越した豪傑だけは度外視すると、
バレなければ問題ないだとか、
先の見通しが甘いケースが多いし、
修羅場になったとしても、
『どちらか一方を選べない』とか
優柔不断を発揮するケースもあるな。
コレ、パニックより厄介だよ？
本人の欲望全開で悪気が無い上に、
罪悪感が発生するから解決できずに
どっちの答も選べない状態で、
相手の気持ちが見えてないんだよ。
自分の中にある罪悪感との闘いで、
相手の気持ちに配慮する余裕がない。
こんな話になっちまうんだよ。
酷いケースだと……
罪悪感が被害妄想に変わっちまう人も居る。
ガス：
そこまで言うか……
でも、だったらどうすりゃ良いんだ？
自覚させるのもダメってなると、
解決策が無いような気がするんだが？
ラン：
個人的には『本人が落ち着くまで放置』
で、場合によっては隔離も要るね。
逆上されたりすると話が面倒だから、
とりあえず物理的に距離を置いて……
本人が自分で自覚するまで待つ。
そういう話が難しいなら、
個人的意見としては、可及的速やかに、
その人と縁を切った方が良いと思う。
ものすごく根気のいる話になるから、
俺みたいなDD浮動票の場合は、
初めから居ない前提で考えておいて
来てくれたらラッキーと思う様に
…それが出来れば苦労しないけどね。
コレを言い出すと『固定票にしてくれ』
って、そう言う話になるし、
だからこそ情報をオープンにして、
確定した分に関しては固定すると、
妥協案と言って良いのか判らんが……
できるだけ早い段階で確定させて、
それでバランスを取ってるのが現状だな。
ただ、浮気の定義が狂ってる人の場合、
どこに妥協点を見つけるかって話で、
別れ話を切り出す方が早いと思う。
友達として付き合うのに割り切れなきゃ
縁を切った方が早い気がするんだがね。
で、最初に度外視した話になる。
本気で一夫多妻を考える豪傑なら、
甲斐性を見せろって話になって、
別の解決策は存在すると思う。
事実婚状態なら実現不可能じゃないけど、
今の日本じゃ考えにくいな。
ガス：
そりゃそうだ。
さすがにそんな豪傑は居ないだろ？
でも、別れ話は泥沼じゃないか？
ラン：
あ～……口先では反省するから、
そこで甘やかすとマズイね。
浮気の定義を明文化しておいて、
それを反故にされたら即別れると
それくらいの毅然とした態度で
反省を行動で示すならともかく、
口先だけの約束は意味がない。
明文化を拒む場合に関しても、
やっぱり信用ならないって意見。
別れたくないのなら行動で示せと
それが出来ないのなら、
心を鬼にするのがお勧めかな？
どっちか一方を選べないけど、
甲斐性を示すだけの器もない人。
その場しのぎの方便がうまいから、
気を許すと危険なんだよ。
居ないとは思うけど、
甲斐性を示す様な男性だったり、
女性側が全員良いというなら
事実上の一夫多妻はアリかなと思う。
大抵は一夫一妻に拘ると思うけど。
ガス：
さすがに一夫多妻は無いだろ……
でも、ちょっと気になるんだが
なんで、そんな男がモテるんだ？
そこんところは判るか？
ラン：
想像でしか語れないけど……
修羅場になると凄く反省するんだよ。
あくまでも『その時だけ』限定だけどね。
普段がチャラチャラしてる人ほど
そのギャップが大きくなるから、
気の迷いだったとか何かの間違いだと、
そういう解釈をしたくなる気がする。
……だけど、さっきも言ったが、
喉元過ぎると熱さを忘れるんだよ。
その辺は理解しがたいんだけど……
『わたしが彼を支えてあげなきゃ』って
母性本能が働くケースもあるな。
あと、繰り返しになるけど、
本人に悪気が無いのが伝わるから、
どうにかして更生させればって、
期待したくなるのかもしらん。
実際の可能性で言うのなら
反省して心を入れ替えることも
ゼロじゃない話になるから、
その相手を捨てるのはモッタイナイし
『彼を捨てるって行為』に罪悪感が出て
踏み切れないパターンも見たことがある。
俺に思いつくのはこんなところかな？
二股が治らない男性の場合には、
可及的速やかに別れた方が良いと思うが
コレは俺の個人的な意見で、
『二股が治るか』の見極めをどうするか？
そこで悩む話になるんだよね。
演劇なんかの場合は極端だけど、
実際問題としては微妙なラインも多い。
その場合にスッパリ斬れるかというと、
ちょっと疑問が残るな。
ガス：
あぁ……確かに面倒な話だな。
極端な例だったら判るが、
現実問題としては判断に困って迷うとか
そういうケースの方が多いんじゃないか？
ラン：
現実問題で考えるとそうだけど、
物語だけが勧善懲悪じゃない。
中には度し難い人物も居たりするよ。
そういう人に限って泥沼になりやすい。
そんな気もするんだけど、
別れ話を持ってくるぐらいじゃないと、
免罪符が有るって解釈になる様で、
ホトボリがさめた頃に繰り返すんだよね
依存症と似た症状の気もするんだけど、
精神疾患と一緒にすると話が拗れる。
ビョーキって開き直るのもたまに居るが
それでガチに精神疾患扱いすると、
火病を起こすのも結構いるんだよね。
初犯でちゃんと反省しているなら
一度なら猶予を付けても良いと思うけど、
何度も繰り返すケースの場合は……
自覚させても無駄だと思ってるから、
俺の意見としては「別れ話一択」かな？
被害拡大の予防が最優先で、
ドライな話になっちまうんだけど、
それまで受けた被害に関しては……
あまり固執しない方が良いと思う。
更生が難しい相手の場合、
目先の話だけじゃなくて長期的に見て
被害が再発するリスクが高いなら
それを予防するのが最優先で、
相手をどうにかするって話に関しては
余裕がある場合にすれば良い話。
ガス：
……結構ドライな考え方だな。
でも、それ以外に解決策は無いのか？
お前の偏見がある気がするんだが？
ラン：
あ～……
偏見も混じってる部分が有るんだけど、
『一度別れ話を切り出して』
冷却期間を置いた方が話が早い事も有る。
別れてそのまま忘れろとかじゃなくて、
切り出された別れ話が嘘じゃないと
本気で思わせた時点で更生する人が居る。
だから『別れ話を切り出す方が早い』
そういう結論では有るんだけど、
復縁が出来ずに実際に判れる可能性も。
だからドライな部分は有るんだけど、
それ以上に覚悟を決める必要がある話。
切り出したら後戻りはできないから、
復縁か離別かの二択を双方が迫られる。
コレを先に言っとくべきだった。
ガス：
あ……そういう話か。
だったら別れ話が嫌な場合はどうする？
それができないから泥沼になるんじゃ？
ラン：
そうだねぇ……
別れ話を切り出されて即別れるなら、
その人の気持ちはもう冷めている筈だから
その場合は諦めが付くと思うんだけど、
大抵は復縁を求めてくるだろうから……
そこで明文化すれば良いと思う。
浮気の定義とかもそうだけど、
反故にされたときにどうするか？
コッチの方が重要なんだけど、
俺としては明文律を破られるなら
それはもう別れた方が良いと思うんだ。
何かしらのペナルティで許しちゃうと
そのペナルティが免罪符になる。
だから、最悪の事態だけは免れるって
そういう学習機能が働きやすい。
だから個人的にはお勧めしないんだ。
と、言うか俺に二股男の攻略法を聞くと
どうしてもドライというか、
男性に対して厳しい意見になるよ？
具体的に話があるなら状況にもよるが、
ダメ男だと個人的には思っているからね。
今回の劇中に登場した男は救いようがない。
そういう結末になったし、それを支持する。
だけど、過去に観た話の中には
更生させる方法がありそうなのも居たよ？
物語だからその辺はいくらでも弄れるけど、
一般論で話をすると厳しい意見になる。
もっといい男もいっぱい居るよと。
個別に話をされたら助言内容も変わるけど
フィクションに登場するような二股男は
大半がクズ男だからねぇ（笑）
更生させるより別れ話の方が早いんだよ。
別れ話がどうしても嫌って場合は
根気よく相手に付き合う覚悟が要るけど
その方法がない訳じゃない。
だけど、個人差があり過ぎるから、
ココで語ると長くなりすぎる。
気が向いたら別の劇から持論を出すが
それは別の機会にさせてくれ。
今回はこの辺で終わろう。
話に付き合ってくれてありがとうな。
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途中から厳しい意見が多くなりましたが、
今回の発端になった観劇の影響が強いです。
その点を御了承頂けると幸いです。
このような話にお付き合いくださり、
誠にありがとうございます。