「いえね、どちらが悪いとかいいとかではないんです。ただ…」


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あと少しでアメリカを後にします。
いや~。
今回はなかなかストレスのたまるニューヨークでした。

はい。
僕は元々、この時期、ニューヨークに来る予定だったのです。
理由は8月30日に出版される、
本のイベントをしようと考えたからなんです。

僕は2年間ほどニューヨークで生活をしていて、
その時に、随分、アメリカに住む日本人の皆さんに
温かく受け入れていただいていました。


あんなことになって、
本当に悔しくて。
いろんな想いがある中で、
アメリカに住む日本人の皆さんに
お礼とお別れを言えなかったことが本当に
悔しくてつらい思いだったのです。


僕は自分に何があったのか、
そのすべてを記した本を出せることになりました。

当時のメールのやり取りから、
僕が4月に記したブログに寄せられた
悪意を持ったフジテレビ社内からのコメントも含めて、
全部、その本の中に記しています。

そうです。
僕を貶めた人物からのメールも
そのまま載せています。

僕は、自分に何が起きたのか、
しっかりとリポートを出来たと思います。



僕は、世間の皆様に知られて、
恥ずかしい!
と言われるようなことは絶対にしていません。
絶対にです。

でも、日本でも出版のイベントは
未だに予定すら立っていません。
いや、正直に言って、
多分、このまま出来ないんでしょう。

いいんです。
日本は。またテレビの前で、
皆さんに会えるから。

でも、アメリカの人たちは?
ニューヨークで僕を包んでくれた人たちは?
僕なんか見られない。
僕のニュースなんて、ネットくらいでしか見られない。
検索でもしないと。


10人でも20人でもいいんです。
直接会って、お礼を言う機会が欲しかったんです。
ニューヨーク近郊には大型の書店が
2つくらいしかないです。

掛け合ってみたんです。直接ね。
場所だけでもいいので貸していただけないか、と。



完全に門前払いでした。

「どちらがいいとか悪いとかではなくてね、

あまり目立つ行動をとって刺激したくないんですよ。

フジテレビさんを…ね?すいませんが…」


そう言われて、さらに強引に詰め寄る気なんてない。
それが普通の感覚だってことくらい分かるし。
日本ですら出版のイベントすら出来ないのに。
ニューヨークで出来る訳ないし。



これがフジテレビの力。
何もしなくても、周りが勝手に気を使って、
周りが勝手に僕と接しないようにする。


ニューヨークの皆さん、
2年間、本当にお世話になったのに、
あんなに受け入れてくださったのに、
挨拶一つできなくてごめんなさい。

聞くと、本を発注する予定もないらしいです。

アメリカでは僕の本は手に入らないでしょう。



でも、僕はもう決めてるんです。
誰も恨まない。
文句言ってもしょうがない。
大きな力に逆らえない事なんて、
普通のみんなはそうだ。

でも同じく決めてるんです。
だからと言って、僕は

負けない。
くじけない。

いつの日か、
僕、実費で、本持って手売りにでも行きますよ(笑)。



さ、日本に帰ったら、
久しぶりのテレビ出演だ。

こんな僕を使って下さるんだ!
頑張るぞ!!