こんにちは、ゆすのとです。


最初の数回は毎日のように書いていたブログも最近はたまに書くぐらいです。ゆっくり楽しくいきましょう。


さて今回は


「国宝」


を見たので感想です。ネタバレあり。




今年最高の映画でした。いつもは見終わるまでになくなるポップコーンですが、3時間なのに見入って食べきれませんでした。


歌舞伎の女形を演じる物語。吉沢亮と横浜流星の演技が光っていました。特に横浜流星が演じる俊介の最後の舞台のシーン。糖尿によって壊死した脚を切り、それでも舞台に立ちたいと望むが、残った足も壊死してしまうんですね。演目は曽根崎心中。序盤で吉沢亮が演じる喜久雄が俊介から勝ち取った役ですが、今度は俊介が演じ、俊介の壊死した脚を喜久雄が手に取ります。壊死させたのはこのためかと感心。そしてこれまでの2人の紆余曲折を思い出します。思い出してからの、2人の演技。演技中に俊介の容体が急変し、なんとか全て演じきり、なくなります。


これは何十年もの年月を映した、喜久雄の人生の物語。実力で俊介よりも上に行ってしまい、認められるが、結局血筋で俊介が選ばれたり、実力と血筋の2人の友情に泣けました。


竹野という男もいい。この人は歌舞伎の興行を手がける会社の社員ですが、最初は血のつながらない部屋子の喜久雄に冷たく当たっていましたが、後半は喜久雄の才能を認め、落ちぶれた喜久雄に度々会いに行っていました。ほとんどの人間が喜久雄を認めていないなか、ずっと味方でいたんです。喜久雄のことを3代目と言い続けていましたし。



←が竹野演じる三浦貴大。→は梅木演じる嶋田久作。


これはあとから気づいたんですけど、高畑充希が演じる春江のこと。最初は喜久雄とくっつくのかと思いましたがくっつかず、お金を稼いで舞台を作って喜久雄を毎月主役にするということを言っていたのですが、これが喜久雄復活の理由なんですね。春江はこの約束を守り切りました。これに気づいてから好感度上がりました。



春江演じる高畑充希



国宝、本当に良かった。


人間国宝ーーーーーー!!!!!!!


唯一あれだと思ったのは、最後の吉沢亮。物語上60くらいになるのだが、少しだけ演技が若すぎるような気がしました。しかし60になったところから演者を変えると感情移入できないだろうし、これで良かったといえる。でも最高の物語。



それではここで幕切れ。


バイバイ