シカゴ響の首席トロンボーン奏者の募集が発表された。長年このポジションを務めてきたフリードマンが引退するということで…彼のことだから指揮者の活動に専念するのでは?と勝手に思っている。


学生時代にオーケストラの授業で彼の指導受けたのが懐かしい。とても厳しかったが、本番終わって褒めてくれたりもする、いかにもアメリカ人な人だ。


私は幸運にも6年半をアメリカのシカゴですごせた事が人生の宝物。日本の音大ならすぐふて腐れて辞めていただろうけれど、アメリカの教育に救われ今でも腐らずに音楽活動している。


フリードマンだけでなくシカゴ響の他の奏者や一流の音楽家からも指導を受けた。スゴイことだ。


海外で勉強したからと言って素晴らしいキャリアを築くわけではない、別にそういう自慢をしているわけではない。事実、私はそんなたいしたキャリアではないからだ。時々、変な目で見られているようで不思議な感じがする。


日本の音大にあまり魅力感じなかったから渡米した、それだけのことだ。


アメリカはとても厳しい国でもあるが、いろんな人種を受け入れてくれるところは素晴らしいと思う。ふて腐れて日本を出た私に教育を施してくれたことに感謝している。