高カロリー輸液を続けているときに注意すべきなのがビタミンB1の混注し忘れである。


1 Wernicke脳症

2 Korsacoff症候群

3 乳酸アシドーシス

→ビタミンB1は別名チアミンとも呼び、ピルビン酸脱水素酵素の活性に必要な物質である。ピルビン酸脱水素酵素はピルビン酸からアセチルCoAを産生する反応を触媒する。つまりビタミンB1が欠乏すると、嫌気性解糖が起こってしまい乳酸アシドーシスに陥ってしまうのだ。


・では、なぜはじめから高カロリー輸液にビタミンB1が混注されてないのだろうか。その理由は、多くの薬液には雑菌繁殖防止および抗酸化剤として一般的に使用されてる亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)がビタミンB1を分解してしまうため、混注した状態で長時間放置ができないからである。