磐田市を中心に野球選手にトレーニング指導をしている鈴木悠介です!

 

 

 

3月ですね✨!

 

 

 

待ちに待った球春到来です!

 

 

 

いい形で春季大会を迎えられるように引き続き全力でサポートします✨

 

 

 

今回は「投球障害肘の選手のフォームの特性」について解説していきます!

 

 

 

少年野球に関わる方等、参考になれば幸いです!

 

 

 

 

  野球肘(投球障害肘)とは?

 

成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。

 

 

 

投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。

 

 

 

治療には投球の中止が重要で、肘の安静が大切になります。痛みを我慢して投球を続けていると障害が悪化して、症状によっては手術が必要になる可能性もあります。

 

 

 

高校野球等、限られた期間しかない状況の中で、ケガでボールが投げれないのはとても苦しいと思います

 

 

 

投球障害肘のある選手やケガの経験のある選手はフォームの特性を知り修正を検討してみましょう!

 

 

 

  投球障害肘選手のフォームの特徴

 

 

 

投球障害肘選手は投球フォームにどんな特徴があるのでしょうか?

 

 

 

松井知之らの報告より

 

 

 

対象

 

投球時に肘関節痛を有する高校生投手16例および健常選手15名の全力投球を計測し、肩関節・下肢・体幹関節角度を比較した。

 

 

 

結果

 

障害選手では...

 

◆投球開始時

軸脚股・膝関節屈曲足関節背屈角度が高値

 

 

 

◆並進運動

軸脚股関節の外転、投球側肩関節外転角度が有意に低値

肘関節屈曲角度が有意に高値

 

 

 

◆肩関節最大外旋からボールリリース

胸郭の投球方向への回旋が有意に低値

 

 

 

 

 

 

とても興味深い内容です!

 

 

 

つまり、投球開始時から投球障害肘選手のフォームに特徴があるということです!!

 

 

 

投球開始時に軸足股・膝関節屈曲、足関節背屈角度が大きい選手には、その後の動きも確認しながら修正が必要になるかもしれません… 

 

 

 

特に興味深かったのは、並進運動時に肘関節屈曲角度が有意に高値だったことです!

 

 

 

テイクバックは指導者としてあまりいじりたくないところですが場合によっては介入の必要であると感じました!

 

 

 

選手のフォーム+機能評価からどこを修正すべきか確認することはとても重要であると思います!

 

 

 

少しでも野球選手のお役に立てれば幸いです!

ご参考まで!

おわり。

 

 

 

参考:

投球障害肘選手の投球動作特性

 
 
 
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