猿を聞く捨子に秋の風いかに   芭蕉

 

 

芭蕉紀行文集と 源氏物語は

日本文芸の中で 秀逸そのもので好きなんだが

 

挿絵入り野ざらし紀行が確認された

 

大阪の美術商が京都/福田美術館に持ち込み 鑑定中だったもの

天理大学のモノには挿絵が無い

 

 

 

富士川の捨て子の件

 

いかにぞや 汝父に悪まれたるか 母にうとまれたるか

父は汝を悪むにあらじ 母は汝をうとむにあらじ

唯これ天にして 汝の性のつたなさを泣け

 

この件 高校時に読んで感心したモノだったし 覚えてしまったな

が 曽良の随行日記には捨て子の件は記載なく 芭蕉の机上での創作とみられる

成程 ますます価値が高くなるなとは思ったモノでありました

 

こう云う事が解っていると 現代日本のにいちゃんねえちゃんの風景も少しは違うやろ