世の中を いとふまでこそ かたからめ 仮の宿をも 惜しむ君かな    西行法師

世をいとふ 人とし聞けば 仮の宿に 心とむなと 思ふばかりぞ      遊女妙




妙は 平資盛の娘ともされているが 年代が合わず 基本無理
年末年始 かなりの本を買って読んで居るが  勅撰和歌集に有るアウトサイダーの意味を
考察している  下賤なるものは「詠み人知らず」で括られる筈だが 時々傀儡子だったり
遊女(あそびめ)が顔を出すので 面白し  つまりは異形が持つ意味