大阪から
 酒肆に置いてある 高柳重信の色紙を
 見に来た人が居たよ と聞いて そうですかと言い置いたが
 
その流れの中で 中村裕が死んだと聞いて驚いた
 
引っ越し前 少しの時間 会って居たのだが 驚いた
門外漢なれば 情報を得るも遅しと云う事か
 
 
白泉の本を貰ったり 処女句集を読ませて貰ったり
仏蘭西での生活など 飲み屋の戯言の様に聞いたのだが
ひとつ言い置いたは 三橋敏男の本が書けるのだから 書けと言う事
小田原で一緒に暮らしていたのだから 他の人間などは書けなかろう
 
私が望んだは それひとつ   それが無きを無念に思う
 
高柳重信にも それは無いね
 
 
 
 
地上とは
想いで アリア
中村 裕
 
 
お洒落な男で有りました