椿の杖ではなけれど カイロの路上で歩行困難に成り 座り込んでしまったが
丁度 杖を売って居るを見て購入した
何の木か知らねど 握りは水牛の角を加工したもの
青空ニ 骨身ヲ 削ル 旅路哉
7か月居た安宿を離れるにあたって 各人にサインを書き込んで貰った
ウンマ・サイード
廊下の端で ひとり礼拝するを見て 感心した掃除のおばさん
一度 洗濯物を干すのに付いて来るので 変だなと思ったが 彼女が乾してるパンツを見られるのが
恥しかったらしい それは経血で染め上がったパンツで 私も今まで見た事ない代物だった
食器洗いの洗剤を 洗濯洗剤で作るには参ったな
うんまさいいど 砂糖 石鹸 借リニ来ル
A氏/ノルウェー人
渋谷区松濤に家有るも ヘロインで国外退去を喰らった人
アレキサンドリアでエジプト人と企業するらしく準備していたが 映画のエキストラを集めたり
安宿の瑣末事を日常にして居た 朝起きると 一人でヘロイン吸引していたな
彼の六本木での遊びをよく聞いたが面白かった
アレックス・エドワード
オーストラリア人 日本で英語教師の経験あるらしく 日本語堪能で有った
オーストラリアの家には 電気も水道も引いて無いと聞いたが どんな生活か想像出来ず
街の散歩で よく遭遇したな
日本人の爺さん/この人には名前の記入はして貰って居ない
日本国の年金で貯金していると云う爺さん 月2万円で暮らせるのだから可能か
パンツ1枚で歩く 日本の田舎者
一度 深夜にアメリカ人女性がシャワー浴びて出て来て 髪を梳いて居たのだが
この爺さん 電気が点いて居ても平気で寝る癖に ライトカットオッケーなる言葉を発した
もう少し待ってくれと言って居るのに またライトカットオッケーというので 私と口論になった
(中東の安宿は男女関係なく入れてしまう 私の部屋にはベッドが七つ有ったか)
それにしてもとんでもない爺だったな
アフリカ系シスターも居たがこの人とも喧嘩に成ったらしい 取っ組み合いで負けたらしいが
日本老人ノ 末路 かいろノ 安宿デ