イスタンブールの安宿は何処がいいのかと
ニューデリーの安宿で 若い日本人カップルに聞いたのだが アゼルバイジャン経由でイスタンブールに
着いて その宿に向かった
表示は一切無い 印度から一緒の日本人と二人部屋に泊るが ドミトリーは
若い日本人で一杯で有る ちと話せない
安宿の前には ロシア人出稼ぎ売春婦が居る建物で ロシアンマフィアなのだろうか男達が居て
なだめたり 車で送ったりして居る 朝の御茶はそんな風景を見て過ごした
各部屋に一人で 料理をして居たり 下着の選択に余念がなかったり 泣いて居たりでいろいろである
安宿の主人に 行ったら此処を出て貰うと言われて居たので 行かなかった
その隣のビルは 靴職人が靴を作って居るのだった
使われている小僧が 僕らが御茶飲んで居るを見るといつも手を振るのだが
あの人たちは何をして居るのでしょうねなどと話しして居るのだろうなと思った
近くの安食堂は 靴職人で一杯となる面白い食堂だった
ハンマームも近くに有るし レストランも茶店も有る なかなかにいい場所だった
屋上で日光浴しながら飲み物置いてマルマラ海を見ながら ぼんやりしたり 読書するも楽しかった
地下の調理室に 空気の抜けた自転車が有ったのだが 大阪から来ている学生が持ってきたもので
飛行機に乗る時 空気抜かれて 空気入れが無いからとそのままであった 下駄を履いて居る若い子
だった 沖縄でうりずん店主が下駄で歩くに よく会ったが その時と同じ不思議を感じた
この学生が あれこれトルコ人業者を喜ばして すっかり落ち込んでしまっていた
食事をして居たら 日本人女性とトルコ人男性が話しかけて来て あちこち連れ回されて買い物したらしい
芸術品と云う絨毯は 便所に敷く様なカーペットだったし 次の予定地の航空券・カッパドキアのツアーなどを
買わされていた
カッパドキアに行くツアーの集合時間前に 部屋にやって来た
- 高い料金だけど 行ったらどうなんだよ
- うーん
ここの主人も家族4人が一ヶ月暮らせる料金だが 行くべきだと言って居た
- 行かないのか おまえ親父の金で旅行してんのか
- はい
- 金捨てちゃうことになるんだぞ
- はい でも行ったら行ったで また被害に遭いそうで
やっと解ったらしい こう云うカップルが私に話し掛けて来ない事を残念に思うのだった
少年ヨ 見レバ 廻リノ 骸カナ