アンジェリカはベッドの下に落ちていたチョコレートを拾って口に入れククククと嬉しそうに笑った
首都まにら ほびっとはうすデ あぎら聴ク
でるぴらある二見ル 数多ノ点ケ火ノ 廃墟
山下ノ 財宝捜シノ 午後ナリキ
たかさごハ 先ズまにらデ 食シ 沖縄デ
或る日 早い時間に出掛けたのだが 独逸人の客が附き居ないと言われ
違う女性とカウンターで話をしていただけなのだが 着替えて店を出るアンジェリカに遭遇
私の処まで来て 背中を思い切りどついて 独逸人と出て行った
私は考えたのである
彼女からひとつの事を教わった
両親兄弟の為にしているのだけれど 猿の仕事をしていると言って嫌われる
だけど 「神様は許して下さる」と言った
本当に君は神に許される者だろうと合点した