・羽子/はね    古くは胡鬼の子とも   むくろじの種子使用
 
蜻蛉が蚊を喰う虫なれば 子供に蚊に刺されぬまじない行事
 
 
 
静かさや冴え渡り来る羽子の音     村上鬼城
 
七重の丘の奥なる村や羽子の音    中村草田男
 
 
 
・追羽子/おひばね     遣羽子 羽子つく
 
羽子板   正月二十日を羽子板割りとか羽子板砕きと呼ぶ (新潟/山梨県)
 
 
 
突き了へて羽子を天より掌に亨くる    橋本多佳子
 
ひとりつく羽子は野川に映りつつ      加倉井秋を